KDDI傘下のBiglobeが、7月1日から開始した新MVNOサービス「donedone」を契約してみました。
donedoneはドネーション型サービス、つまり月額利用料金のうち50円を社会貢献活動に寄付するというのが大きな特徴ではありますが、今回申し込んだのはデータ通信専用で月額0円のエントリープラン。このエントリープランだけは、月額料金が発生しないのでドネーションも行われません。
ただ、エントリープランは先述の通り月額料金は無料。通信速度は128kbpsに制限されますが、今後時間制で高速通信のチャージも可能になるとのこと。とりあえず2枚目のSIMとして、あるいはタブレットなどに挿しておいても損はないのではと思えます。
そんなdonedoneですが、SIM自体はBIGLOBEモバイルと同じもの(というかauのMVNO Multi IC Cardです)。APNの設定もBIGLOBEモバイル(Aタイプ)と同じです。
エントリープランの場合は、開通手続きなどは特になく、SIMを挿して通信したら、開通したとのメールが来ました。音声契約のベーシックUあるいはカスタムUの場合は、専用アプリから開通手続きを行うようです。
ちなみにプラン変更なども、将来的にはアプリから行えるようにするとのことですが、いまのところはサポートに電話する必要があります。
また、ちょっと意外だったのですが、いまのところアプリやWEB上からは通信容量を確認できません。donedoneは月50GBまで、それを超えると最大1Mbpsという制限があるのですが、アプリ上から通信容量の確認ができるようになるまでは、この制限を行わないとのことです(つまり、容量無制限)。ただし、一定期間内にう大量の通信や長時間接続があった場合には、通信速度を制御することがあるとのこと。
エントリープランの場合、通信速度は128kbpsですが、申し込み時にクーポンコードを適用することで、ベーシックU(すべての通信が最大3Mbps)あるいはカスタムU(指定アプリのみ速度無制限、それ以外は最大1Mbps)の通信を3GB(14日間)試すことも可能。なお、カスタムUで指定できるアプリは本来4つまでですが、このお試し期間は対象アプリ10種類すべてを無制限で利用できます。
肝心の通信速度ですが、カスタムUのお試しクーポンを適用した状態では、ちょうど1Mbpsとなりました。まだ利用者が少ないので理論値通りの速度になっているのだと思います。ちなみにアップロードも1Mbpsのようです。1Mbpsですが、Twitterは問題なく表示できました。すべての通信が3MbpsになるベーシックUなら、それなりに快適に使えそうです。
カスタムUの無制限対象になっているYouTubeでは、1080pの再生はもちろんのこと、4K再生も問題なく行えました。ちゃんと速度無制限になっているのでしょう。
ちなみに、お試しクーポンはON/OFFができないので、がんばって3GBを消費してからエントリープラン本来の速度(128kbps)を試してみましたが、まぁ、厳しいですね。TwitterはデータセーバーをONにして画像の読み込みを抑制すればなんとかという感じです。
とりあえず、128kbpsで常用するのは厳しそうですが、今後追加される高速通信のチケットがどうなるか次第でしょうか。読み込みは遅いものの、TwitterやFacebook、メールやメッセンジャーはなんとか使えるので、もしものために持っておいても損はなさそうです(初期契約時に3000円はかかりますけど)。