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Kickstarterにて、260W 4ポート充電ステーションと12分でフル充電できる8000mAhのモバイルバッテリー、「TEGIC Quickbee 2-in-1 Multifunctional Power Station」のプロジェクトが実施されています。
この手の高出力充電すレーションはこれまでもあり、さほど目新しは感じませんが、今回はモバイルバッテリーのほうが少し変わった仕様となっています。
まず4ポートの充電ステーションですが、出力はUSB-Cが2ポートとUSB-Aが2ポートの4ポート。各出力値は下記の通りですが、A・B・Cの3つのモードをボタンの長押しで切り替えられるのが特徴です。
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ステーションには1.3インチのOLEDを備えており、給電状態などを確認できます。
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ここまでなら、少し使い勝手が良さそうな充電ステーションというだけですが、QUICKBEEの特徴はむしろモバイルバッテリーのほう。このモバイルバッテリー(QUICKBEE Powerbank)、よくあるリチウムイオンバッテリーではなく、セルにスーパーキャパシタ(電気二重層キャパシタ)を利用しています。
平たく言ってしまうと容量の大きなコンデンサですが、リチウムイオンとくらべサイクル寿命が長く、このPowerbankも劣化して容量がもとの80%になるのに1万回持つと予想されています。また、リチウムイオンは低温下では性能が低下しますが、スーパーキャパシタにはそれがなく、-20℃~60℃の範囲で同じ電力を維持できるとのことです。
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出力はPD30W。ポートはUSB-CとUSB-Aが1つずつ。充電はUSB-C経由(150W充電対応)で行えるほか、専用のチャージングドックをQUICKBEE充電ステーションに取り付け、そこに差し込む形でも行えます。この場合、8000mAhを12分で満充電にできるとのこと。
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Kickstarterでの出資額は、充電ステーションのみが162ドルから。Powerbankのセットは228ドルからとなっています。うまく行けば、8月には出荷の予定です。
Source: Kickstarter