幾ら、「ありえない!」っと叫んでみても、世間では今日から7月です。「否、今日は6月31日だ!」と言えば、何人かは信じてくれるかもしれないけど。まぁ、そんなことは割とどうでもよく、いつものように6月に読んだ本のまとめです。
先月は小説を中心にぎりぎり10冊。
マックス・ブルックス / 文藝春秋 ( 2010-04-10 )
脇村 隆 / ビー・エヌ・エヌ新社 ( 2011-05-26 )
R・A・ハインライン / 東京創元社 ( 2011-04-28 )
倉下 忠憲 / ソシム ( 2011-05-30 )
パオロ・バチガルピ / 早川書房 ( 2011-05-20 )
パオロ・バチガルピ / 早川書房 ( 2011-05-20 )
万城目 学 / 文藝春秋 ( 2011-04-08 )
サイモン シン / 新潮社 ( 2001-07-31 )
万城目 学 / 角川グループパブリッシング ( 2009-02-25 )
万城目 学 / 幻冬舎 ( 2010-04 )
「ねじまき少女」は2010年のヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、コンプトン・クルック賞といったSF界の主要な賞を総なめにした長編小説。エネルギーが枯渇した近未来の話で、4人の人物の物語が絡み合いながら進みます。とくに後半のスピード感、躍動感は半端なく、一気に読まされました。
「天駆ける少女」は、ハインラインの1958年の作品。「夏への扉」が面白かったのでハインラインのほかの作品をと思い読んでみました。読み終わってから帯にあった「ひどいよハインライン!」の意味がわかりました(笑 古い作品なので内容的に時代遅れな部分もあるのですが、いまでも十分に面白いと思います。
万城目学の本はプリンセス・トヨトミが初めてだったのですが、独特の雰囲気があって面白かったです。面白かったので、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」も読んでみたのですが、森見登美彦のような雰囲気がありますね。ファンになりそうです。
今月は少し小説から離れようかと思っていますが、はてさて。