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格安SIM、SIMフリー端末を展開するfreetelでいろいろお話を聞いてきました

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格安スマホ、freetelを展開するプラスワンマーケティングのイベントに参加してきました。

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到着が遅れて途中参加となってしまいましたが、7/15から開始する新しい通信サービスや先日発表されたWindows 10 Mobile端末KATANAや雅、極についてもお話を聞くことができました。

Freetel SIM

Freetelはいまでも「フリモバ」という格安SIMを提供していましたが、これはdocomoとの間にFreebitというMVNEを挟んだ接続になっていました。設備投資が少なくて済む(ほとんど不要?)反面、価格付けを含むサービスの自由度が低くなるというデメリットがあるものです。

しかし、自社で設備投資を行うことでdocomoとレイヤー2接続を実現。7月15日からは完全に自身のサービスとしてFreetel SIMを展開するということです。

現在、格安SIMを謳うMVNOが乱立気味ではありますが、レイヤー2接続を行っているところは少なく、b-mobile、IIJ、Freebit、OCNぐらいしかありません。ここにFreetelも入るということですね。

業界最安、299円という価格付け

freetel

独自サービスを開始するfreetelですが、その価格設定にも注目です。

データ通信だけなら100MB/月で299円(税抜き)。100MBって少なすぎるだろうと思いますが、これを超えても200kbpsで接続は可能です。つまり、月額299円で200kbpsながら使い放題の回線が出来上がります。200kbpsでもメールやSNS程度なら問題はないんじゃないかと思います。

なお、上図はすべて税込価格にしてあります。

datanomi

もう一つ、価格設定で面白いのは使った分だけ支払う半従量制というかステップアップ方式になっている点です。

他社の価格設定では、最初に1GBとか5GBとかを選んで余った分は翌月に繰り越し、足りなくなったら若干割高な価格でチャージという方式になっていますが、Freetelでは10GBまで使った容量に合わせて段階的に価格が上がっていくという方式を採用しました。もちろん、途中で速度を200kbpsに落とすことで一定以上で課金されないようにすることも可能です。

この段階的な価格設定でも業界最安に近い価格になっていたりするのがすごいですね。

なお、通話サービスでは+700円、SMSだけだと+140円となっています。

ところで、各社が提供している翌月繰り越しのサービスですが、これ、各社が考えて作り出したプランではなく、単に利用している機器の仕様から来ているものなんだそうです。

つまり最初に一定のカウンタをセット(月5GBとか)し、使った分だけこれを減算、月末にリセットしますが残っているカウンタを繰り越しという方法で、多くの会社で利用されている通信機器の仕様そのものなんだとか。ガラケー時代に多かった2段階定額なども同じように機器の仕様によるものだそうです。

なので、今回発表したようなステップアップ方式は標準的な機器では実現できず、専用にカスタマイズをしているのだとか。そういう部分でもがんばっているのですね。

安かろう遅かろう?

価格設定が安くなると、どうしても回線品質(つながりやすさや速度など)を犠牲にしているのではないかという思いがぬぐえないのですが、これについては、社長自ら「そんなことはしない」と断言していました。

MVNO各社の料金差が生まれる背景については以前に書いたことがあるのですが、そこでも振れた利用者のつめこみは行わないということです。

Dream Seed » MVNO各社の価格差、速度差はなぜ生まれるのか?

この辺については、社長自ら土管に例えて説明されていましたが、freetelのブログでも同じ内容が説明されています。

FREETEL SIMのこだわり(3)  | freetel

実際にどうなのかはサービスインしてしばらくしないと分かりませんが、期待したいところですね。

エントリーからハイエンドまでカバーする端末展開

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Freetelの魅力としては多彩な端末展開もあります。現在9,980円で発売中のPriori 2をはじめ、ハイエンドなXMやミドルクラスのnicoなどがありますが、先日発表されたWindows 10なKATANAシリーズ、そして日本品質を追求したSAMURAIシリーズも気になるところです。

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上の写真はSAMURAIシリーズの雅と極。

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まず雅ですが、なんか雰囲気はXperiaっぽいですね。

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背面カバーは取り外すことが可能です。

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こんな蒔絵風のカバーも用意されているみたい。これは結構いいですね。

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こちらは6インチ端末の雅。

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背面に指紋スキャナがありますね。

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雅にも蒔絵風のカバーが用意されていますが、雅は背面カバーが着脱できないそうです。なので蒔絵風端末として販売時からセットされた状態になるみたい。

MVNO業界のリーディングカンパニーになれるか?

MVNOにかなり本気で取り組んでいる様子のfreetelですが、正直なところ、これまでは格安SIMや安価なSIMフリー端末を細々と売っているというイメージしかありませんでした。

しかしここにきてL2接続による魅力的な料金プランの開始、日本初となるWindows 10 Mobileの発表と攻めの姿勢に転じてきているの感じます。

この勢いのまま業界の風雲児、そしてリーディングカンパニーになれるのか、今後の展開に注目していきたいと思います。

Priori 2 LTEとfreetel SIMをお借りしました

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そんなわけで、今回Priori 2 LTEとサービスイン前のfreetel SIMを1か月間モニターとしてお借りすることができました。

Priori 2についてはすでにあちこちでレビューされているので目新しい紹介はできないと思いますが、freetel SIMについては回線速度等を含め、できるだけレビューしていきたいと思います。

priori2

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