ワイヤレスでのHDMI転送送受信機などを手掛けるPeakDoが、60GHzミリ波に対応したストリーミングデバイスのクラウドファンディングをKickstarterで開始しています。
一見すると新しいゲーム機ですが、さにあらず。米LogitechのCLOUDのようなクラウドゲーム専用というわけでもなく、これ自体にCPUやRAMは搭載されていません。簡単に言うとワイヤレスモニターとコントローラーのセットです。
それだけだと何の目新しさもありませんが、特徴となっているのは60GHzのmm-Wave対応送受信機。帯域が広く、伝送遅延が2.5ms未満とうたいます。またフルHDの映像を圧縮せずに送信でき、映像の劣化もないとしています。
送信式はHDMIのドングルで、PlayStationやPC、Xboxなどに幅広く対応しているとのこと。コンソール側はディスプレイとコントローラーがSwitchのように分離可能になっています。なお、PS5とXboxで使用する場合には、コントローラーはPeakDoのものではなく、それぞれのものを使用する必要があるとのことです。
ディスプレイの仕様は7インチのIPS液晶で、解像度は1920 x 1080。コントラスト比1000:1。8000mAhのバッテリーを搭載しており、約3時間のプレイが可能なようです。
現在のKickstarterでの出資額は324ドルから。うまく行けば2023年3月に出荷の予定です。
Source: Kickstarter