スマートフォンで撮影した写真は、多くの人がスマートフォン本体に保存する。日本フォトイメージング協会と共同で実施したそんな調査結果を、MMD研究所が発表しました。
15歳~69歳の男女2000人を対象に写真撮影を行う端末や頻度に関して調査を実施し、スマートフォンで月2~3回以上写真撮影をしていると回答した人(n=1459)を対象に、写真や動画の保存方法を質問したところ、88.4%がスマートフォン本体との回答でした。
iPhoneなど、microSDに対応するスマートフォンが少なくなっているので、microSD利用率の少なさは納得ですが、意外とクラウドが使われていない印象です。そして保存用としてCDやDVDに焼いている層がいるのも驚き。配布用ならともかく、保存に使ったら何年か後には見られなくなっているのではと心配になります。
なお、スマートフォンに保存していく方式では、いつか容量オーバーとなりますが、必要性が低いデータを削除したり、似た画像の中から条件がいいものだけを残したりといったやりくりをしているようです。
この方法が主流だとすると、ストレージ容量が大きなスマートフォンのほうが人気が出そうです。エントリー端末も、32GBや64GBではなく、多少価格は高くなっても1TBなどを積んだ方が売れるのかもしれません。
また、スマートフォンで撮影した写真をプリントしたことがあるのは48.5%と、こちらも意外と高め。ここ数年横ばいなので、一定の需要はあるのでしょう。
このほか、写真撮影に使うデバイス(スマートフォン、コンデジ、一眼、等)の割合や、フォトブック、クラウドの利用経験などのデータもありますので、詳細はMMD研究所のサイトでご確認ください。