ついこないだ9月になったばかりだったはずなのに、今日からもう10月なんて何かがおかしい。きっとメイド・イン・ヘブンによって時間が加速してるに違いない……っと分かる人にしか分からないネタを出したところで9月に読んだ本のまとめです。9月は12冊。
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」「困ります、ファインマンさん」はノーベル賞も受賞した物理学者リチャード・P・ファインマンの逸話をあつめた本。これを読む限り、ファインマンはかなり破天荒な人だったようです。ただし、物理学(だけではなく、その他の学問でも)には真剣で、だけど必死に努力するわけではなく気になるから自然と深くのめり込んでいくというタイプ。よく、「生まれながらの天才はいない。人より努力しているだけだ」なんて話がありますが、本当の天才は努力している自覚すらないもののようです。ようするに、生まれながらに努力を努力と思わない人が天才なんだと思い知らされる本です。
「ハンガー・ゲーム」は映画が公開されるので気になって読んでみました。無理やり選ばれた少年少女が殺しあうという何処かで聞いたことがあるような内容ですが、実際には戦いのシーンは少なめです。2巻では政治色が強くなってきており、続く3巻ではタイトルになっているハンガー・ゲームのシーン自体がないとのこと。人によっては好き嫌いがわかれそうな内容ですが、私はさっくりと読めておもしろいと感じました。3巻は11月に発売とのこと。
「JORGE JOESTAR」は「vs JOJO」の第3弾。第5部黄金の風の後日談となる第1弾の「恥知らずのパープルヘイズ」は文句なく面白かったです。第2弾の「JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN」は第6部ストーンオーシャンの鍵となる天国へ行く方法をDIOが記したというノートの内容。これは正直微妙な内容でしたが、それでもJOJOでした。が、第3弾となる今作は、はっきりってJOJOじゃない。JOJOの登場人物を使った同人誌的なノリ。そう思って読むなら、スタンド能力まで身に付けて究極ぶりに拍車がかかったカーズも出てくるしDIO vs カーズやディアボロ vs 吉良吉影なんて夢の対決もあってそれなりに楽しめます。
10月はいつものように海外のSFを読もうと思っていますが、たまにはライトノベルも読んでみたいなぁっと思っているのでそっちの路線に走るかも。