Appleの共同設立者であり、皆から愛されるギークとしても有名なウォズことスティーブ・ウォズニアックがデジタルスキルを持つ技術者を育成するための教育プラットフォーム「Woz U」を米国で設立しました。
ひとまずオンライン学習でスタートしますが、、今後、世界30以上の都市で実際のキャンパスを作る予定とのことです。
Woz Uが目指しているのは、雇用可能なレベルのデジタルスキルを持つ人を育成すること。しかも、学費等で長期的な負債を抱えることなくです。
プレスリリースの中でウォズは「人々はしばしば自分にはできないと思い、技術ベースのキャリアを選ぶのを恐れる。しかし、私はそれができるのを知っているし、その方法を示したい」と語っています。
直近ではフルスタックソフトウェア開発者とコンピューターサポートスペシャリストの育成を目的とし、来年以降はデータサイエンス、モバイルアプリケーション、サイバーセキュリティなどにも広げていく予定です。
ターゲットとしているのは、すでに社会に出ている人やハイテク産業への就業を目指している人など、職業訓練的な側面がある一方、K-12(幼稚園から高校までの学生)を対象とした教育も提供。さらに企業向けに従業員の再教育や人材獲得の協力もしていくようです。Woz Uで学んでいる適正者を企業に紹介していく感じでしょうか。
また、Woz Uへの入学希望者に対し、自分にどのような適性があるのかを確認するモバイルアプリも提供されています(iOSのみ、また日本からダウンロードできない様子)。
当面はオンラインでビデオベースでのカリキュラムとなるようですが、面白そうなのでちょっと見てみたいですね。
なお、金額等はまだ発表されていませんが、設立の趣旨的にはかなりお手軽な価格になるのではないかと思います。