HUAWEIが10月16日、ドイツで開催したイベントでMate 10シリーズ3機種を発表しました。発表されたのは5.9インチ 16:9のMate 10、6インチ 18:9のMate 10 Pro、そして6インチ 18:9のPORSCHE DESIGNのMate 10。
基本仕様は同じ3モデル
全体のデザインとディスプレイサイズ、RAMとストレージの違いはありますが、基本仕様自体は3モデルとも共通です。
共通仕様としては、SoCはKirin 970で、バッテリーは4,000mAh。12MP+20MPのデュアルカメラ、Android 8.0搭載。
従来通りの16:9ディスプレイを採用したMate 10
まずノーマルなMate 10ですが、ディスプレイは5.9インチで解像度は2560×1440。従来通りのアスペクト16:9ですが、横幅ぎりぎりまでディスプレイを広げた狭額縁仕様となっています。
指紋センサはP10などと同じく前面下部に配置。
そして今回はIP53対応。 防滴レベルではありますが、うれしい進化です。
18:9の縦長ディスプレイを搭載したMate 10 ProとPORSCHE DESIGN Mate 10
Mate 10 Proは流行りの縦長ディスプレイを搭載したモデル。6インチ 2160 x 1080でアスペクト比は18:9となります。なお、ProのほうはOLEDディスプレイになります。
指紋センサは背面に搭載。
そしてこちらはIP67の防水仕様! その代わりといっては何ですが、Mate 10にはある3.5mmジャックが廃止されています。
なお、PORSCHE DESIGNはデザインが微妙に違うだけで、仕様自体はMate 10 Proと共通です。
背面カメラはf/1.6に
Mate 9のカメラ十分すぎるほどに優秀でしたが、Mate 10ではそれがさらに進化。画素数こそ12MPのRGB + 20MPのモノクロで同じですが、F値が1.6と大口径になりました。LG V30が発表時にスマホでは最高のF値としてf/1.6をアピールしていましたが、それに追いついた形です。
また、搭載しているKirin 970で力を入れているAI機能により被写体を自動認識。花や空、植物、食べ物などはもちろんのこと、犬や猫などにも最適な調整を施すとのことです。
ドック不要のPC Mode搭載
今回新たに、Galaxy S8やNote 8が搭載しているDeXに似たPC Modeが追加されました。ドックは必要なくUSB-c to HDMIケーブルを接続すると、PCライクな画面で操作が可能になります。
DeXでは接続中はスマートフォンの操作ができず、マウスやキーボードも別途用意する必要がありましたが、HUAWEIのPC Modeではスマートフォンをタッチパッドやキーボード替わりに使えるとのこと。
また、PC Modeだけではなく、画面そのままを映すミラー表示にも対応します。
世界初? DSDV対応
最近はデュアルSIM、かつ4Gと3Gを利用できるDSDSが普及してきましたが、Mate 10はどちらのSIMでも4Gを利用可能。かつどちらでもVoLTEを利用できるDSDVに対応します。
auのVoLTEに対応するのかはわかりませんが、docomoとauどちらでも待ち受け可能になると国内でも使い道は広がりそうです。
Mate 10 Proは日本でも発売!
それぞれのメモリとストレージ、発売時期と価格は下記の通り。
デバイス | メモリ+ストレージ | 欧州価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|
Mate 10 | 4GB + 64GB | €699(約9万2000円) | 10月下旬 |
Mate 10 Pro | 6GB + 128GB | €799(約10万5000円) | 11月下旬 |
PORSCHE DESIGN | 6GB + 256GB | €1395(約18万4000円) | 11月下旬 |
そして、Mate 10 Proは日本での発売も発表されています。
国内での正式発表はありませんが、これは楽しみです。
(source HUAWEI(プレスリリース), Mate 10, Mate 10 Pro, PORSCHE DESIGN Mate 10)