SamsungがGalaxy Note8の発売に合わせ、Galaxy S8/S8+/Note8をモニターに繋ぎ、PC風に利用できるDeX Stationの国内販売を発表しました。発売は11月1日。Amazonでの価格は16,740円。
スマートフォンをPC風に使えるDeX
DeX Stationは対応スマートフォンを載せ(接続)、モニターに繋ぐことで、Windows PC風の画面を利用できるというもの。ちなみに仕組みの名前がDeXで、それを利用するためのスタンド(アダプタ)がDeX Stationです。
マルチウィンドウやウィンドウサイズを自由に変更できますが、Androidの画面をそれっぽく表示しているだけで、Windowsが利用できるわけではありません。また、ウィンドウサイズについても、DeXに非対応のアプリ(ゲーム類が多い)については、スマホ画面そのままの表示となります。
接続中はスマホは利用不可
なお、DeX接続中はスマートフォンの画面は一切利用不可。タッチパッドやキーボード替わりにもならないため、別途マウス、キーボードが必須です(これはDeX StationにUSB接続、あるいはスマートフォンとBluetooth接続でも利用可能)。
この辺は、接続時にスマホをタッチパッドやキーボードとして利用できるHUAWEIのPC Modeのほうが便利ですね。
VDIでWindowsが利用可能、今後Linux環境の構築も可能に
Windowsが利用できるわけではないと書きましたが、Citrix ReceiverやVmware Horizon Client、Amazon WorkSpaceなどの仮想デスクトップを利用すれば、もちろんWindowsも利用できます。
そして、DeX上でLinux環境を動かせる「Linux on Galaxy」も発表されています。詳細は不明ですが、VDIとは違い、Galaxy内にLunix環境を構築するとのこと。アプリとして動作するようなので、Parallels Desktopのようなイメージかもしれません。
ゲームも大画面で
さらに、一部のゲームメーカーとも提携しており、Vainglory、Survival Arena、BombSquad、Lineage 2 RevolutionなどはDeX接続時にフル画面でプレイすることも可能。FINAL FANTASY XV POCKET EDITIONも今後数か月以内に対応するとのことです。
並行輸入品はすでに販売中
なお、11月1日発売の国内正規版は16,740円ですが、すでに並行輸入品が13000円を切る価格で出回っています。
無線を搭載しているわけでもなく技適も関係ない製品なので、保証を除けばあえて国内版に手を出す理由もない気がしないこともないことだけ伝えておきます。
(source Samsung, Linux on Galaxy)