Galaxy Note Edge以来、久しぶりにGalaxy Noteが日本で発売。ということでEngadget主催で開催されたGlaxy Note8降臨祭に参加してきました。
日本一Galaxyを知る男、糸櫻さんのGalaxy Note裏話
最初の登壇は「Galaxyの中の人」「日本一Galaxyを知る男」ことSamsung Japanの糸櫻さんからGalaxy Note8のプレゼン。
プレゼンと言っても「この場に来る人はNote8の仕様なんかは知っているだろうから……」とのことで、Galaxy Noteの裏話的な内容です。
Galaxy Noteの歴史。もともと日本での発売予定はなかった?
まずは初代Galaxy Note。これがグローバルで発表された際は、日本での発売予定はなかったのだとか。しかし急に発売が決まり、各所に怒られながら発売にこぎつけたそうです。
初代Noteはスリーブケースを作ってヤフオクで売ったりしていたので思い出深い端末です。
続くGalaxy Note IIでは今も引き継がれているSペンのエアビューを初搭載。今でこそAndroidの標準機能になったマルチウィンドウもこの機種から搭載しています。
Galaxy Note3ではアクションメモが初めて登場。手描きサインでのロック解除も搭載されましたが、これはいまでは無くなってしまいました。
海外ではGalaxy Note4が出ましたが、日本ではGalaxy Note Edge。現在も続いているエッジディスプレイはここから始まりました。
Note Edgeは当時のアンバサダープログラムでレビューをさせてもらっています。
そして、やはり海外ではGalaxy Note5、Note 7あらためNote FEと続くのですが、日本では未発売。3年ぶりのNoteシリーズ、Note8の発売となります。
Galaxy Note8の知られざる機能
Noteの歴史を紐解いたあとは、Note8について。
まずディスプレイの曲率について。Galaxy S8/S8+ではR6(半径6mm)の曲面でしたが、Note8ではR5(半径5mm)に変更。エッジが急角度になった印象です。これはノートとして利用する際、平面部分が広いほうが書きやすいためとのこと。
手描きを重視するNoteらしいこだわりです(ならエッジが無くても……とは思いましたけど)。
そんなNote8の機能の中で、一押しが「App Pair」。画面を2つに分けるマルチウィンドウで、あらかじめペアで使うアプリを登録しておくと、一気に2つのアプリが2画面状態で立ち上がる機能です。
ちなみにアメリカでは音楽アプリと地図アプリを同時に使うケースが多いのだとか。ナビ目的ですね。
そして会場でも知っている人がほとんどいなかったSamsungブラウザのナイトモード。Twitterのナイトモード同様に黒ベースにグレーの文字となり、目に優しい感じになります。
試してみましたが、確かに夜間では見やすそう。Samsungブラウザでしか使えないのが難点ですが……。
Sペンも進化
Sペンも進化しています。Note8でのSペンは、特にお尻部分をノックしたときのカチカチ感にこだわったとのこと。耐久試験も実施しているそうです。
Sペンと言えば、高級筆記具のMontblancがNote4のときにSペン対応の筆記具を発売していました。ちなみに現在も日本で購入可能です。
スターウォーカーが5,1840円となかなかのお値段。マイスターシュテュックで出ていたら購入を悩んでいたところです(スターウォーカーは趣味じゃないので良かった)。
Note8には4つの「デュアル」を搭載
続いてカメラ機能の説明。Note8では初めてデュアルカメラを搭載しましたが、ほかにも3つ、計4つのデュアルを搭載しています。
特に、後からボケ味を調整できるライブフォーカスでは、広角と望遠の2つの画像を同時に撮影可能。これはなかなか便利な機能です。
実際に試したのが下記。
Bluetoothと本体、別々の音を再生可能
オーディオ機能では、Bluetoothと本体で別々のソースから音を出せるとのこと。たとえばBluetooth接続したスピーカーからはGoogle Playの音楽を流し、本体からはゲームの音を出すといったことが出来るそうです。これも知らなかった機能です。
世界一Galaxy Noteが好きな男、山根博士のNote話
続いて山根博士の登壇。テーマは「俺は世界一Galaxy Noteが好きだ」。そもそも香港在住ですが、年間200日以上、海外(香港外)を飛び回っているとのことで、取材時にはこれまでもGalaxy Noteを愛用しているそうです。
初代Galaxy Noteの発表も取材していますが、この時は家電発表会の最後におまけ程度の扱いで発表されただけでした。それが今やNYで単独発表会を開くほどに成長。感慨深いものがあるようです。
そんな山根博士はSペンを愛用。「何か思いついたらペンを抜け」との明言も飛び出していました。
山根さんがNote8のライバルとして挙げたのは文房具やデジタルペンなどのステーショナリー。Sペンがなければ取材にならないほど依存しているようです。
詳細はTwitterで確認を
この後も日本で発売される完全ワイヤレスイヤホンIcon XやGear Fit2 Proの紹介やプレゼント企画もありましたがざっくり割愛。Twitterでハッシュタグ「#GalaxyNote8 #fes」を検索すると会場の様子がツイートされているのでチェックしてみてください。
石川唯さんがGear fit2 Proをつけてフラフープに挑戦した動画をどうぞ。
気になる消費カロリーは!?#GalaxyNote8 #fes pic.twitter.com/e2jeIV3YQ2— Engadget 日本版 (@engadgetjp) 2017年10月28日
ちなみにFit2とFit2 Proは仕様的にはほとんど変わらず、見た目もあまり変わっていませんでした。ただFit2 Proは水泳に対応しているのが大きな特徴です。
ベルトの留めが一般的な尾錠に変更されています。
ノベルティグッズもいただきました。付箋とスマホスタンド。スタンドのほうは、バンカーリングの変化版といった感じ。
これを使ってGalaxy Note8のプレゼント企画も行われましたが、残念ながら外れ。当たった方、おめでとうございます!