HTCが北京で開催したVive Developers Conference(VDC)において、オープンなVRプラットフォームであるVIVE WAVEを発表しました。そしてそのVIVE WAVEに基づくスタンドアロンヘッドセットVIVE FOCUSも発表されています。
VIVE WAVEはサードパーティにも広く開放されたオープンなVRプラットフォームで、すでに中国の12のハードウェアメーカーがVIVE WAVEのサポートを表明しています。また、開発されたコンテンツはVIVEガ利用する配信プラットフォームViveportで公開されるとのこと。
このVIVE WAVEに対応するスタンドアロン型のVRヘッドセットとして発表されたのがVIVE FOCUSです。スマートフォンやPCと接続することなくVRコンテンツを利用可能。さらにインサイドアウト型の6自由度トラッキング(6DoF)に対応し、VR空間を動き回ることも可能です。
詳細は不明ながらもSoCにはSnapdragon 835を搭載。高解像度のAMOLEDディスプレイを採用しているとの記載があります。ようするにあらかじめスマートフォンを組み込んだような状態ですね。
スタンドアロンのVRヘッドセットと言えば、5月に開催されたGoogle I/Oではスタンドアロン型のDaydream Viewが発表され、HTCも開発していることが伝えられていました。
VIVE FOCUSは、中国で利用できないDaydreamの代替品との見方もできますが、そのスタンドアロン型Daydream Viewの開発をHTCが中止したとの話もでているようです。
あっちこっちに分散するより、自社でコントロールできるエコシステムに注力していきたい、ということなのかもしれません。
(source HTC, VIVE FOCUS, VIVE WAVE)