美肌カメラや、一部ではセルフィーフォンとして有名なMeituが先週、背面にカーフスキンを採用したラグジュアリー端末「Meitu V6」を発表しました。
そして昨日、今度はGioneeがカーフスキンを採用したGionee M7 Plusを発表しています。
どちらもスペックはハイエンドまではいかず、ハイミドルに留まっていますが、背面のレザー(レザー調ではなく、本物のカーフスキンを利用している様子)と金属の組み合わせはVertuを思い出せます。
この種の端末はVertuのコピー端末として以前からありましたが、Meitu、Gieoneeのようなそこそこ名の知れた(Gioneeはそうでもない?)メーカーが発表会を開催してまでリリースするのはこれまでなかったように思います。というか、Vertuコピーという意識はなく、完全に「自社のラグジュアリー端末」として作りこんでいる感じです。
肝心の仕様は下記。
仕様 | Meitu V6 | Gionee M7 Plus |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.5インチ AOMLED | 6.43インチ AMOLED |
解像度 | 1920×1080 | 2160×1080 |
SoC | MediaTek MT6799 | Snapdragon 660 |
RAM | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
リアカメラ | 12MP + 5MP | 16MP + 8MP |
メインカメラ | 12MP + 5MP | 8MP |
バッテリー | 3100mAh | 5000mAh |
価格 | 5099元(約8万6000円) | 4399元(約7万4000円) |
仕様からするとやや高めな価格設定な気もしますが、これはカーフレザーなどを使っている影響でしょう。あるいはあまり安くしてしまうと高級感が損なわれるための戦略かもしれません。
スマートフォンのハード的な技術革新は、デュアルカメラ、ベゼルレス、18:9の縦長画面ときて、ほぼ頭打ちになってきた感があります。2画面スマートフォン、折り畳みスマートフォンの流れが来そうな気配もありますが、そちらの需要は限定的でしょう。
となると、差別化のためにラグジュアリー指向な端末が出てくるのもうなずける話です。個人的にも、同じ仕様だったとしても、筐体の作りが手が込んでいる(革張りだったりサファイアガラスだったり)ものがあればそちらを選びたくなります(買えるかどうかは別の話ですが……)。
(via Gizmochina)
(source Meitu, Gionee)