HUAWEI Japanが10月16日にミュンヘンで発表された最新端末、Mate 10 Proの国内発売を正式に発表しました。価格は89,800円(税抜)で12月1日(金)に発売となります。
ミュンヘンでの発表時に日本での発売も明かされていましたが、グローバル発表から1月半での国内発表はなかなかのスピード感。HUAWEIの本気度を感じさせてくれます。
18:9、防水になったMate 10 Pro
Mate 10 Proのディスプレイは6インチ OLED。流行りの18:9ディスプレイで解像度は2160×1080。P10など今年の機種は指紋センサが前面に来ていましたが、Mate 10 ProではMate 9同様に背面に搭載されています。
また、Mateシリーズで初めてIP67相当の防水防塵に対応。その代わりと言っては何ですが、3.5mmジャックが廃止されてしまいました。
カメラはリア、フロント共にLica仕様。リアカメラは画素数こそ12MPのRGB + 20MPのモノクロでMate 9と同じですが、F値が1.6と大口径になっています。
また、搭載しているSoCのKirin 970はAI専用のNPUを搭載。これを活かし、13種類の被写体・シーンを自動認識し、カメラの設定を最適化します。
なお、SIMはデュアル4G・デュアルVoLTE待ち受けに対応していますが、国内のVoLTEはソフトバンク網のみ対応とのことです。
カラーはミッドナイトブルーとチタニウムグレーの2色が発売されます。
海外ではnovaシリーズだったりもするMate 10 lite
Mate 10 Proと同時に、廉価版となるMate 10 liteも発表されました。こちらは12月8日発売で価格は4万2800円(税抜)。
廉価版といいつつ、仕様的にはミドルクラス。ディスプレイは5.9インチ 18:9(2160×1080)の縦長ディスプレイを採用しています。
カメラはLicaの名前は冠していませんが、背面が16MP + 2MPのデュアル仕様。フロントカメラも13MP+2MPのデュアル仕様となっています。ただし、Mate 10 ProやMate 9などとは違い、RGB+モノクロの組み合わせではなく、どちらも2MP側は深度センサとしてのみ利用します。
ちなみにこのMate 10 lite、Mateシリーズとしてリリースされましたが、海外では国により同じ端末が「nova 2i」として発売されています。
なので、Mateの名前ではありものの、基本、まったく別の系譜にある端末と考えたほうがいいかもしれません。
仕様
Mate 10 Pro、liteそれぞれの主な仕様は下記。
仕様 | Mate 10 Pro | Mate 10 lite |
---|---|---|
ディスプレイ | 6インチ OLED | 5.9インチ IPS |
解像度 | 2160×1080 | 2160×1080 |
SoC | Kirin 970 | Kirin 659 |
RAM | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB+microSD(最大256GB) |
リアカメラ | 12MP+20MP | 16MP+2MP |
フロントカメラ | 8MP | 13MP+2MP |
バッテリ | 4000mAh | 3340mAh |
高さ | 154.2mm | 156.2mm |
幅 | 74.5mm | 75.2mm |
厚さ | 7.9mm | 7.5mm |
重さ | 178g | 164g |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5.0GHz) | 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
Bluetooth | 4.2 with BLE | 4.2 with BLE |
防水防塵 | IP67 | 非対応 |
ネットワーク | FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/26/28/32 TDD LTE:B34/38/39/40/41 |
FDD LTE:B1/3/5/7/8/19/28 TDD LTE:B38/40/41 |