ホテルチェーンのヒルトンが、米国で客室内の照明やエアコン、テレビなどをスマートフォンのアプリからコントロールできる「Connected Room」を発表しました。現在一部のホテルでベータテスト中で、数週間以内に他のホテルにも展開。2018年中には全米のホテルに急速に拡大するとしています。
ヒルトンではすでに、「Hilton Honors」という会員制度があり、会員向けに同名のスマートフォンアプリをリリースしています。このアプリからは部屋を指定しての予約や、スマートフォンがルームキーの代わりになるなどの機能が使え、今回のConnected Roomはこれの機能を拡張したものです。
客室内の照明やテレビチャンネルを自分好みにカスタマイズすることができ、Hilton Honorsのアカウントに紐づけることも出来るとのこと。どのホテルに泊まっても同じような環境を作れるのはちょっと良さそうです(安いっぽい話だと、どこの東横インに泊まって作りが同じなので安心するようなものでしょうか)。
なお、スマートフォンがない場合は、テレビ上にアプリを表示し、テレビのリモコンでの操作も行えるそう。
最近は客室向けのスマートフォン「handy」なんてものもあるので、こういうのと組み合わせると面白そうです。
ホテルに泊まるとエアコンやテレビのリモコンが都度違って慣れるまで面倒だったりしますが、これならそういう不便もなくなりそうですね。
(via CNET)
(source Business Wire)