ワイヤレス充電と言えば、日本ではほぼWireless Power Consortium(WPC)のQi規格を指しますが、世界には他にもワイヤレス充電の規格があり、北米でシェアが高いAirFuel(PMAとA4WPが合併して誕生)もその一つ。そのAirFuelのボードメンバーであるPowermatが、WPCへの参加を発表しました。
QiにもAirFuelにも対応するPowermat製品
ワイヤレス充電の規格は幾つかあり、基本的にはそれぞれ対応した機器、充電台が必要になります。スマートフォンの中にはQiとAirfuel両対応のものもありますが、そういったものは少数派です。
そんな中、Powermatの充電台はAirFuel規格として米スターバックスなどにも採用されていましたが、アップデートによりQiにも対応するなど柔軟性は持っていました。
また、昨年末に発表したSmartInductive技術では、Qi、Airfuel、Appleの7.5Wワイヤレス充電など、規格に関係なく最大40W充電が可能。スマートフォンだけではなく、タブレットやラップトップの充電も出来るとしています。
この技術を使った公共施設や店舗向けの充電台Charging Spot 4.0も発表しています。厚みが0.5インチ~1.5インチ(18~38mm)でテーブルに埋め込まずに使えるのが特徴。Bluetooth通信に対応しており、位置情報に基づいたサービスやリモートからの状態監視、アップデートが可能となっています。
規格を問わずに使えるので、多数の人が使用する場所との相性は良さそうです。
日本では飲食店を含め、公共の場でワイヤレス充電が行えるところは殆どない気がしますが、こいういった一元管理が行える製品が出てくると、徐々に普及するかもしれませんね。
(via AndroidCommunity)
(source Powermat)