Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーで度々取り沙汰されるのが、TVの音声に反応して機能してしまう問題。実際、LINEのClova WaveではTV CMに反応してしまうと話題になり、CMで「Clova」のウェイクワードが使われないようになるなどの対応も取られていました。
そんなTV問題に対して、Amazonが解決策の一つとなるかもしれない技術の実装を発表しました。
AlexaやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントは、「Alexa」「OK Google」などの認識にはネットワークを必要とせずデバイス内で処理します。そしてそれらのワードで起動したあとは、音声解析(コマンド認識)のためにクラウド上に音声をストリーミングされるわけですが、TVなどで反応した場合には、複数のデバイスから同じ(TVの)音声が流れてくることになります。
このように、複数のデバイスから同じ音声が検出された場合、通常の指示ではないとして、反応しなくなるとのことです。「prevents additional devices from responding」とのことなので、その時だけでなく、その音声を記録して次回以降、他のデバイスでも反応しなくなるのだろうと思います。
この方法は完ぺきではないとしながらも、80~90%のデバイスで上手く動作するとしています。
なかなか面白い対応方法だと思いますが、いっそのこと声を登録した人以外では使用できないようにしてしまったほうが早い気もします。そのほうが難しいのですかね?
(source Amazon)