「DroidDream」というマルウェアに感染したアプリがAndroid Marketからダウンロードできる状態になっており、かなりの人が知らずに感染してしまった可能性があるとのこと(マイコミジャーナル)。それらのアプリは既にMarketから削除されていますが、公式サイトからダウンロードできる状態になっていたというのはそれなりに深刻な状況です。とはいえ、ここで厳しい審査などを導入してしまうとAndroidらしさの一部が失われてしまうと思うので難しいですね。やっぱり自衛するのが一番でしょということで、lookoutなんかお勧めですよ。マルウェア対策のほかにバックアップの取得やリストア、GPSでの端末位置確認まで出来てしまいます(公式サイト)。
話を戻してDroidDreamですが、Marketから落とせる状態になっていたアプリのリストがこのLookoutのBlogに載っています。「Quick Notes」や「Task Killer Pro」など一部メジャーなアプリ名も記載されていますが、問題になっているのはこれらのアプリの海賊版です。デベロッパー名が違うので要注意です。とりあえず、このリストに載っているアプリを最近インストールしたという場合にはデベロッパー名を確認したり、Lookoutなどで検索するなどをしておいた方が無難ですね。
市場でのシェアが増加するにつれ、それをターゲットとしたウィルスやマルウェアが増えていくわけですが、Android Marketが今後どういう方策をとるのかが気になります。先に書きましたが、厳しい審査を導入して良くも悪くも混沌としたAndroidらしさが失われては欲しくないですね。いまのマーケットはそのままに、厳格な審査を行ったプレミアムマーケットを作るというのはどうだろう?登録料をちょっとだけ高くして、一定基準を満たしていないと登録されない代わりにデベロッパーへの見返りもあるような・・・良さそうな気がするけど見返りが思いつかない。駄目かな?