テキサスで開催中のThe South by Southwest (SXSW)において、Samsungが新しいアプローチのスマートスピーカー、Auroraを発表しました。Samsungの社内ベンチャーC-Labで作られたコンセプト製品です。
箱の中に3Dのキャラクターが表示されている様子は、俺の嫁装置「Gatebox」に近いものを感じます。
ただし、Gateboxのように高度なホログラムを使っているわけではなく、透明な板に映像を反射させ、立体的に見せかけています。その映像を出力しているのは、Aurora上部に差し込んだスマートフォン。映像を出力しているというより、単にスマートフォンの画面を反射しているだけです。
Auroraの装置自体には、プロセッサー等の装置はなく、スマートスピーカーとしての機能はスマートフォンが担います。上部はスマートフォンのカメラを使えるようになっており、ジェスチャー操作が可能。
出かけるときはAuroraからスマートフォンを取り出し、帰ってきたらまた挿入。Auroraは充電台も兼ねているようです。
コンセプトはとても面白く、使ってみたいと思わせるには十分でしょう。Echo ShowやEcho Spot、Googleのスマートディスプレイなど、ディスプレイを備えたスマートスピーカーも登場してきていますが、普段使っているスマートフォンを利用できるという点では、価格的なメリットも生まれそうです。
ただ、あえて3D的に見せなくても、スマートフォンの画面を使うだけでも良さそうな気もします。
Auroraはまだコンセプト段階。これが製品化されるかどうかもわかりませんが、ちょっと期待したくなるガジェットです。
(via 日経xTech)
(source Samsung(1),(2))