カリフォルニア州でAppleのMacBook、MacBook Proで使われているバタフライキーボードに関して、集団起訴が行われています。内容としては、2015年のMacBookから採用されたバタフライキーボードには不具合があり、Appleはそれを知りながら2016年のMacBook Proに採用。プレミアム価格で販売しているというもの。
MacBook、MacBook Proのキーボードについては、ほこりなどが入り込むと打鍵感が変わったり、キーが反応しなくなるなどの不具合が多く発生しており、Appleinsiderの調査によると、2016年版のMacbook Proについては、2015年版に比べて修理件数が2倍になっているとしています。
原告らは、MacBook、MacBook Proの払い戻しを含め、保証期間の延長や無償交換などを求めているとのこと。「Appleはバタフライ構造に欠陥があることを知りながらMacBook Proに採用した」との主張が認められるかどうかがポイントになってきそうです。
2015年のMacBookに採用されたバタフライ構造は第1世代、MacBook Proでは第2世代となっているので全く同じものではありません。なお、この第2世代のバタフライ構造は、従来のシザー構造と比べ、キーの安定性が4倍向上し、快適な使い心地と優れた反応が得らるとしていました。
そんな第2世代のバタフライ構造ですが、2017年版MacBook Proでは、若干の修正が加えられているそうです。ただし、これも同じく「第2世代のバタフライ構造」としており、少なくともAppleは改良の余地があると判断していた可能性があります。
なお、署名を集めるサイトChange.orgではMacBook Proのキーボードをリコールせよの署名活動が行われており、執筆時点(5月13日14時)で1万9000人以上の署名が集まっています。
(via Mashable)
(source Appleinsider)