昨日はdocomoの夏モデル発表会。どこかのキャリアのように出せる(魅力的な)端末がないから、自粛ムードに乗っかって発表会自粛、なんてことをするよりよっぽど健全です。発表自体はAndroid全盛で普通のいわゆるフューチャーフォンは少なめ。数年前と立場が逆転してしまっています。しかしながら登場したAndorid端末はあんまり興味を惹かれるようなものはなかったです。デザインを含めてみんな似たり寄ったり。なんで大画面フルタッチばっかり出すのかなぁ。前から何度か書いた気がしますが、4インチオーバーの端末は手に余って片手での操作がやりづらいのです。3.7インチ程度が片手操作できる限度だと思うのだけど、最近の日本人は手が大きくなっているのでしょうか?
そんな端末群の中でひときわ異彩を放っていたのが、富士通のF-07Cです。この携帯、Android端末ではありませんがWindows7を搭載しています。最初、「お、日本発のWindows Phone 7か?」と思いましたが、違います。Windows Phone 7ではなく、Windows 7 Home Premium 32bit版そのものを搭載してきました。もし4月1日に発表されていたらエイプリールフールネタと思われていたに違いない、それぐらいとんがった端末です。
iモードが使える通常の携帯OS(Symbian)とWindows7が両方使えるようになっており、Windows7使用時にも裏で携帯OSが起動していて着信等ができるようです。ただし、両OSは独立して動くため、データの直接のやりとりはできません。唯一、SDカードはどちらからも使えるので、これを使ってデータ共有することになるようです。
CPUは1.2GHzのAtomを600MHzで駆動し、メモリは1GB、ストレージとしては32GBのSSDを搭載しています。Windows7を使うにはかなり非力だと思いますが、さすがにこれでゲームをしたりストリーミングを見たいという人はいないと思うので問題ないでしょう。想定されているのはOffice文書を直接参照、編集するような使い方だと思います。なお、Windows7使用時にはバッテリは2時間程度しか持たないとのこと。
あまりにとんがりすぎちゃってなんと言っていいかわかりませんが、超小型モバイルPCとして、ちょっと欲しいなぁっと思ってしまいました。契約してまでとは思わないので、白ロムか中古が安くなったら入手したいです。