Googleがテンセント傘下で中国第2位のECサイト「JD.com」と戦略的パートナーシップを結んだと発表しました(ちなみに、中国第1位はアリババ傘下のTmall(天猫))。
このパートナーシップの一環として、JD.comに対して5億5000万ドル(約605億円)の出資を行うとのことです。
アジア太平洋地域は、世界で最もオンラインショッピングが成長している市場の1つだとして、Googleも注目しているようです。Googleの試算では、東南アジア地域だけでも、2025年までに881億ドル(約9.7兆円)の市場になるとしています。
Googleのサービスは中国では依然として遮断されたままですが、最近ではGoogle翻訳が使えるようになったり、一部アプリをXiaomiやHUAWEIなどサードパーティのアプリストアから配信するなど中国での存在感を増し始めています。JD.comとの提携も中国やアジア地域でのオンラインショッピング市場進出を狙ってのものと考えられます。
なお、Googleによると、JD.comはGoogleショッピングに加わり、同サービスを通じて世界中で商品の販売を行うとのことです。
日本でもJD.comの製品が手軽に買えるようになることを期待したいですが、たぶんそうはならないのでしょうね。
(source Google)