電子ノートとして期待していたNoteslateが残念な感じで終わりそうな雰囲気ですが、KINGJIMから持ち運べる電子メモ「マメモ」が発表されました。先代のマメモは卓上型でしたが、今度は持ち運び可能な手帳タイプです。
サイズは約117×74×16mm、必ず比較されるであろうRHODIA No.11は105×74×11mmです。上下と厚みはあるものの、横幅は同等(ただしペンの収納部は含みません)なので胸ポケットにも入れやすいのではないかと思います。
ブギーボードなどのE-インクデバイスと違い、液晶ディスプレイ+タッチパネルという組み合わせなので使うときは常に電力を消費します。単4エネループで1ヶ月ということですが、これの使用条件は、「1日10分間使用の場合(メモの読み50回、書き込み20回、メモエクスポートなし)」ということになっているので、普段からRHODIAをハードに使う人の場合、1週間くらいで電池交換した方がいいかもしれません。
先代マメモは取ったメモをどこにも移せませんでしたが、今回はmicroSD対応でデータを持ち出せます。保存形式はbmp。どうせならWiFiからBluetoothでメモを携帯に飛ばしたい……とか思ったのですが、iPhoneやAndroidであれば直接手書きでメモができるんですよね。ただ、スマートフォンに興味はないけど文房具は好きという層には受け入れられるのかも。
それにしても、この画面で、持ち運べて、手のひらサイズというと往年のPalmデバイスを思い出します。Palm m100とかVisor、Clieなど、今出したら意外とヒットするのかもしれませんね。