iOS 12でAirPodsに追加されるライブ再生機能。iPhoneのマイクで音を拾い、それをAirPodsで聞けるようになる機能ですが、騒がしい場所でも、iPhoneの指向性マイクで音をはっきり聞こえるようにする、ぐらいの使い道しかないかと思っていたのですが、もともとの用途である補聴器的な使い方の実例がTwitterで報告されていました。
試したのは、病院などで医療問題などを解決するソリューションを創造するSibley Innovation Hubの創始者Nick Dawson氏。iOS 12のベータ版をiPhoneにインストールし、それをテレビのそばに。AirPodsを難聴だという彼の母親に使わせたところ、他の人と同じボリュームで映画を楽しめたとのことです。
My mom, with iOS 12 beta and my AirPods, is watching a movie at normal volume with us for the first time in years. pic.twitter.com/FDXBENjTA4
— Nick Dawson (@nickdawson) 2018年6月19日
母親は難聴ではあるものの、補聴器の使用を嫌っているのだとか。しかしAirPodsはすんなりと受け入れられたようです。
I’m still all in on this!
My mom has significant hearing loss;
hates her hearing aids;
loves iOS 12 “live listen”.tonight we prototyped! pic.twitter.com/l85m99zVdf
— Nick Dawson (@nickdawson) 2018年7月7日
なお、その後、iOS 12ベータをインストールした古いiPhoneをテレビの近くに固定することにしたそうです。
これだとテレビを観る場合にしか使えませんが、普段の会話は何とかなるけど、みんなでテレビを観る場合には音が聞こえづらい、聞こえるようにすると他の人には大きすぎるといった問題は解決できそうです。