Netflixの回線速度計測サービス「Fast.com」が、アップロード速度とレイテンシの計測に対応しました。
そもそもFast.comが何者かというと、Netflixのストリーミングが遅い場合、Netflixに問題が生じているのか、回線の問題なのかを簡単に切り分けられるようにする目的で作られたスピードテストサービスです。
ここ数か月では利用量が2倍になっており、世界中で5億回以上の速度計測が行われているとか。
そんなFast.com、もともとダウンロード速度の計測しかできませんでしたが、アップロードと接続レイテンシ(遅延)にも対応しました。
レイテンシにはアンロード済みとロード済みの2種類が表示されますが、それぞれの意味は下記の通り。
アンロード済みレイテンシとは、ネットワークに他のトラフィックが存在しない際に、要求が出されてから応答が帰ってくるまでのデータの往復時間です。それに対してロード済レイテンシは、ネットワーク上でデータ使用量の多いアプリケーションを使用中の場合における、データの往復時間を意味します。
アプリのインストールも必要なく、アクセスすればすぐに計測が始まるので、「なんか遅いかも」と思ったときにさっと測るには向いているかもしれません。
なお、アクセスするとすぐに計測が始まるので、モバイル回線ではご注意を。