2016年に16個のレンズを搭載したライトフィールドカメラ「Light L16」を発売した米スタートアップLightが、SoftBank Vision Foundを中心に、ライカなどからシリーズD(4回目の資金調達)で1億2100万ドル(約136億円)を調達したと明らかにしました。
ライトフィールドカメラといえば、コンシューマーから手を引いたLytroを思い出します。レンズに入るあらゆる方向からの光を記録することで、撮影後にも焦点位置を変更できるといったものですが、Lytroが光学的に無数のレンズを搭載していたのに対し、Lightはソフトウェア(デジタル処理)で対応しています。
といっても16個のレンズは搭載しているのですが、サイズ的には通常のデジカメ程度に小型化しています。
そんなLightは9個のカメラを搭載したスマートフォンを年内にリリース予定としています。HUAWEIはトリプルカメラでスマートフォンカメラを進化させたと言われますが、その3倍のカメラを搭載するLightのスマートフォンでどんな写真が撮れるのか、今から楽しみです。
なお、Lightはデジタルカメラやスマートフォンだけではなく、自動運転車やセキュリティカメラなどでの利用も検討中。対象物を3次元的に捉えることができるようになるとしています。
実際に製品が出てこないとイメージが湧きませんが、数年後にはスマートフォンには前後合わせて2桁のカメラが搭載、なんてことになっているかもしれません。