ユーザーの端末にインストールされていないフォントを表示できるWEBフォント。便利な反面、日本語など文字数が多いフォントではファイルサイズが大きくなり、通信量が増えてしまうのが難点です。
しかし、そんな日本語フォントをGoogleのWEBフォントサービス「Google Fonts」がサポートしました。といっても、以前から早期アクセスとして提供はされていましたが、正式版になったということのようです。
利用可能なのはゴシック6種 + 明朝2種の8書体。早期アクセスで提供されているものとは書体が異なります。
- Noto Sans JP
- Noto Serif JP
- Sawarabi Mincho
- Sawarabi Gothic
- M PLUS 1p
- M PLUS Rounded 1c
- Kosugi
- Kosugi Maru
懸念のファイルサイズについては、フォントスライシングシステムの最適化で対応したとのこと。これは、フォントファイルをまとめてダウンロードするのではなく、幾つかのファイルに分け(スライス)、必要に応じてダウンロードするようにするもの。
日本語の場合、頻出する3000文字を20のスライスに分割するのが最も効果的だったとか。これにより、クライアントはフォント全体を送信した場合よりも80%少ないバイト数の転送で済むようになり、結果として日本語フォントの正式対応が可能になったとのことです。
そんな難しい話は置いておいて、日本語フォントも実用的なレベルでWEBフォントが利用可能になったと思っておけば良さそうです。
ちなみにこのサイトでも少し前からKosugi Maruを利用しています。
(source Google Developers Blog)