クラウドファンディングサービス Indiegogoでキャンペーンを行っていた10.5インチAndroidタブレット「Alldocube X」をレビュー用に送っていただきました。
もともと2018年10月に出荷予定だったものの、少し遅れて2019年1月に出荷が開始されたようです。
10.5インチタブレット Alldocube X(U1005)
あらためて Alldocube Xについて確認しておくと、以前から低価格ながら高性能なタブレットをリリースしているAlldocubeの最新端末。ちなみに正式な機種名は「U1005」になります。
10.5インチ 2560×1600のSuper AMOLEDでSoCはMediaTek MT8176を搭載。ARM Cortex-A72 2.1GHz x 2とCortex-A53 1.7GHz x 4のヘキサコアCPUです。RAMは4GB、ストレージ64GBでバッテリー容量は8000mAh。
本体側面に指紋センサを搭載しています。USBはType-C。3.5mmジャックもあります。
カメラはフロント、リア共に800万画素。
全体的なサイズ感は、iPad Pro 11インチとほぼ同じです。
広がりは感じるものの、本体スピーカーは音が軽い
このAlldocube X(U1005)でウリの1つとされているのが、高音質です。
AK4376A Hi-Fiチップを搭載し、本体上部にスピーカーからCDを遙かに超えるオーディオ品質を実現するとしています。
肝心の音ですが、ステレオスピーカーでの広がり感は確かに感じます。ただ、音自体が軽いような・・・・・・。残念ながら低音はまったく感じません。
音のいいタブレットとしてはHUAWEI MediaPad M5シリーズがありますが、さすがに価格帯の違いもあり敵いそうにはありません。
ただ、有線接続時にはかなりよい感じの音質になります。使用するヘッドホンにもよるのでしょうが、U1005の音質の良さは、ヘッドホン前提なのかもしれません。
また、代わりといっては何ですが、画面はとてもきれいです。気軽に映画やアニメを楽しむ分には良さそうです。
動作はサクサク
動作は自体は非常に快適です。中国メーカーのAndroidは独自のカスタマイズが入っていることが多いのですが、U1005はほぼ素の状態に近い感じです(まったくのAOSP版ではありません)。なお、Androidのバージョンは8.1です。
ベンチマークの結果は下記。
ベンチマークソフト | Alldocube U1005 |
AnTuTu | 104291 |
GeekBench 4 | Single 1597 / Multi 3926 |
3DMark(SSE) | 745 |
SoCのMT8176は、以前にレビューしたXiaomiのMi Pad3と同じもの。このため、ベンチマークスコアもMi Pad3とほぼ同等になっています。
まとめ
以前の記事にも書きましたが、正直なところこれといった特徴がなく、全体的にそつなくまとまった優等生的な端末です。
防水でないのが残念ですが、これからAndroidタブレットの購入を考えているのであれば、検討する価値はありそうです。
なお、GearBestでは299.99ドルで販売中です。