BenQが、DCI-P3に対応した4K HDRホームプロジェクタ「HT3550」を4月下旬に発売します。想定価格は19万8000円(税込)。
BenQは2018年の4Kプロジェクター アジア市場でシェアNo.1を獲得したとのこと。今後も4K市場に力を入れていくとのことで、2019年の第1弾となるのが、CinePrimeシリーズとなるHT3550です。
色の再現性にこだわっており、Rec.709への対応はもちろん、DCI-P3カバー率95%を実現。映画監督が想像していた通りの色を正確に再現できるとしています。
2.5mほど離れていれば100インチの投影が可能だとのことで、4~5畳しかないスペースでも大画面を楽しめるというのがウリのようです。
レンズシフトは縦方向のみ対応。ズーム比は光学1.3倍。明るさは2000ルーメンで、コントラスト比は30000:1。
入力はHDMI(2.0a/HDCP2.2)x2、USB Type-A。Wi-FiやBluetoothには非対応なので、これ単体でのMiracastなどは行えません。ただ、背面に電源供給用のUSB Type-Aも備わっており、ChromecastやFire TV Stickなどの接続は可能です。
ハイエンドなHT5550
もう一つ発表されていたのが、最上位となるHT5550。これも4K HDRのDLPプロジェクターですが、DCI-P3カバー率は100%となります。
水平方向のレンズシフトにも対応しており、設置の自由度は高め。ただ、まだ発売時期などは未定とのこと。
モバイルプロジェクタ GV1
最後にもう1台、モバイル向けのコンパクトプロジェクタGV1も発表されています。
電源内蔵でどこでも持ち運べるプロジェクター。Wi-FiとBluetoothに対応しており、スマートフォンからのキャストも可能です。ちなみに中身はAndroid 7.1とのことですが、Google Playは使えず、専用のストアアプリが用意されるようです。
特徴的なのは、首が15度傾くこと。これにより、他社製品のように三脚などを使わなくても設置の自由度が高まるとしています。
バッテリーの持続時間はおよそ3時間とのこと。残念ながら、電源がAC接続(丸プラグ)なのでモバイルバッテリを繋いで……というわけでにはいかないようです。
こちらは3月末に発売予定で、Amazonでの価格は4万7088円となっています。