JINSが、文字を音声で読み上げるスマートグラスOTON GLASSと提携、事業協力を開始しました。すでにJINSのメガネに装着できる新型OTON GLASSも発売されています。価格は19万8000円で受注生産です。
OTON GLASSは、失読症や低視力障害など、文字を読むことが困難な人のために、カメラでとらえた文字を音声に変換し読み上げてくれるというもの。
2018年に国内クラウドファンディングを実施し、その後、受注生産での販売も開始されていました。
この初期型は眼鏡に固定でやや大掛かりなものでしたが、JINSとの提携により、JINSのメガネ(JINS スリムアセテート)のツルに固定する分離式の新型OTON GLASSを開発しました。なお、対応するメガネは今後も増える予定とのこと。
ちなみに、端末内で音声変換が行われるわけではなく、利用するにはインターネット接続が必要です。また、文章もリアルタイムで認識しているのではなく、読み上げたいものを”撮影”する必要があります。
まだひと手間かかりますが、読書を諦めていた人には便利な機械かもしれません。文字認識と音声変換はクラウド上で行う為、技術的には翻訳した音声の再生も対応は出来そうです。
まだ価格が高いですが、JINSとの提携で量産支援なども予定されているとのこと。価格が下がるころには他のスマートグラスが出てきて、機能を代替されている可能性もありそうですが、今後期待したい分野ではあります。
(source JINS, OTON GLASS)