Makuakeでプロジェクトを開始した、完全ワイヤレスイヤホンを収納できるフィットネストラッカ「Wearbuds」をレビュー用にお借りしました。
Wearbudsが何なのか、あらためて説明すると、先にも書いた通り「完全ワイヤレスイヤホンを収納できるフィットネストラッカ」となります。
イメージ的には、完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースにディスプレイとフィットネストラッカ機能が付き、それを手首に着けているといったもの。
イヤホンを収納する都合上、かなり分厚いのは仕方がないところでしょう。
イヤホンの収納時と取り出し時には、それぞれイラストが表示されます。なお、片側だけの単体利用も可能です。
イヤホンのサイズはかなり小さく、WF1000XM3と比べると下記のような感じ。
イヤホンの表面はタッチセンサーになっており、シングルタップやダブルタップ、長押しを組み合わせることで、再生や停止、早送り、早戻し、ボリューム変更などに対応します。
イヤホンとして肝心の音質ですが、意外と悪くないです。ちょっと高音がキンキン気味な気がしなくもないですが、この辺りの感じ方は人にも寄りそうです。コーデックはAACとaptXにも対応しています。
このイヤホンとフィットネストラッカー部は基本的に機能が分離しており、こちらからボリューム調整などは行えません。スマートフォンとのペアリングも別々だったりします。
充電は専用の端子を利用。このサイズならUSB直挿しも出来たのではと思いますが、IPX6相当の防水機能を持たせるために仕方がなかったのでしょう。
なお、計測できるアクティビティは、ウォーキング、ランニング、サイクリングの3つ。それぞれ距離や時間、消費カロリーを計測します。ほかには心拍と睡眠トラッキングも可能。ただ、これを付けて快眠できるとは思えないので、睡眠はおまけかも……。
スマートフォンからの着信やメール、通知も表示できますが、対応するアプリは少なめ。FacebookとInstagram、WhatsAppは対応していますが、Twitterの通知は表示できません。
先にも書きましたが、イヤホンとフィットネストラッカは完全に別物になっており、この部分が若干残念です。
せっかくなら、フィットネストラッカ部とイヤホンをペアリングし、フィットネストラッカ内のストレージから音楽を再生。ディスプレイで操作……なんてことができたら良かったのですが、このあたりは次期モデルに期待でしょう。
とはいえ、完全ワイヤレスイヤホンは便利だけど、充電ケースの持ち運びが面倒と思っているなら、試してみる価値はある製品だと思います。
Makuakeでの支援額は1万3500円から。上手くいけば2020年1月に出荷予定です。