ファッションブランドのサン・ローランが、Googleの導電繊維を織り込みタッチ操作を可能にする生地「Jacquard」を利用したバックパック「CIT-E BACKPACK」を発売します。
Jacquard、「そういえばそんなのあったね」くらいに最近は話題がありませんでしたが、一応説明しておくとJacquardを使った第1弾製品は2017年にLevi’sから発売済み。袖口にJacquardが使われ、スマートフォンを見なくても音楽再生やボリューム調整などが行えるというものでした。
サン・ローランのバックパックは、左側のベルト(ストラップ)にJacquard が使われており、背負った状態でタッチ操作を行います。
なお、スマートフォンとペアリングする本体(Jacquard Tag)はバックパック内部に設置。ブランドタグを兼ねているようです。
やれることは、メディアコントロールや通知の確認など。これ自体にスピーカーなどが付いているわけではないので、別途イヤホンなどを使いつつ、操作をこれで行うイメージです。いちいちスマートフォンを取り出さなくても済むのは便利かもしれません。
クイックスタートガイドを見ると、技適も取得しており、日本での利用も想定されているとのこと。ただし、販売はパリにあるコンセプトストアのみのようです。
なお、現在は品切れとなっていますが、ウェブサイトでも予約を受け付けており、価格は795ユーロ(約9万4000円)、10月15日以降の発送となっていたようです。
バッグに10万円というとかなり高い印象もありますが、Jacquardではない通常のサン・ローランのバックパックが10万2600円(税込)なので、特別に高く設定されているわけではないようです……。
(via 9to5Google)
(source SAINT LAURENT)