GALAXT Tab 10.1LTEの発売を発表したばかりでしたが、なにやら雲行きが怪しくなってきました。
米アップルは、サムスン製の最新モデルが同社の特許を侵害しているとして、日本人代理人を立て東京地裁に提訴した。7日、第1回の口頭弁論が開かれた。
一部メディアでは、損害賠償額は1億円、提訴先は日本サムスンとサムスンテレコムジャパン、アップルが特許を侵害していると主張する端末はサムスンの「GALAXY」シリーズと報じられているが、詳細については確認がとれていない。アップルでは最終的に、該当するサムスン製端末の販売差し止めの仮処分を求めていくものと見られる。
AppleのSamsungへの起訴は、世界9カ国の20以上の法廷で行われているらしいです。日本が10カ国目なのかどうかはわかりませんが、オランダを除く欧州ではGALAY Tabの販売差し止め、オランダではスマートフォンのGALAXYシリーズが販売停止となっています。まだ判決が確定したものは少ないですが、起訴絡みのニュースは下記のようなものがありました。
- Samsung「Galaxy Tab」がオーストラリアで販売中止 Appleと合意
- Apple、欧州でもSamsungに勝利 「Galaxy Tab 10.1」販売停止へ
- Apple、オランダでSamsungのスマホ販売差し止めの仮命令を獲得 ただしタブレット特許侵害は認められず
- Samsung「Galaxy Tab 7.7」、発売前にドイツで販売差し止め――Appleとの特許訴訟で
日本の司法がどのような判断を下すのか興味がありますが、ドコモの社長の
山田社長は「欧州で差し止められたケースがあったが、欧州の特許状況と日本の特許状況が違い、欧州の訴訟の内容が日本に持ち込まれるということではないと聞いている」と述べた。また「いずれにせよ注意深く見守っているが、一般的には特許によってドコモの販売に支障はきたさない」とした。
という言葉はちょっと楽観的じゃないのかな?この記事の中では「聞いている」となっている部分、他の記事では「Samsungから聞いている」となっているものもあり、若干他人事といった印象も受けます。
Tabはともかくとして、GALAXY S2は売れているらしいので、販売差し止めの仮処分でもでたら被害は大きいでしょうね。まぁ、その対策としてXperiaシリーズに力を入れているのかもしれないけど。