Nintendo SwitchやPS4、PCゲームでも利用されることが多いハンドルコントローラー、いわゆるハンコン。その価格はピンからキリまで、さまざまですが、その多くはPCやコンシューマーゲーム向けだったりします。
そんな中、Android/iPhoneで利用でき、かつSwitchやPC、PS4にXboxにも対応するオールマイティーなハンコン「Serafim R1+」の国内予約販売が開始されています。価格は1万3900円(税込)。4月中旬に発売予定ですが、コロナの影響で遅れる可能性はありそうです。
このSerafim R1+、2019年末にMakuakeでクラウドファンディングを実施していたもの。現在もAmazon等で販売されていますが、K-ONE.が日本の正規代理店となり、あらたに販売を開始することに。クラウドファンディングバージョンにハンドル固定用のパーツが追加された完全版になり、1年の製品保証も付くとのことです。
ということで、そのSerafim R1+をレビュー用にお借りしたので、早速試してみました。レースゲーム好きな人なら、買って損はないアイテムだと思います。
本体はハンドル部のほか、フットペダルも同梱。実はスマートフォンで利用する場合、このフットペダルが重要で、こちら側にBluetoothの送信機を接続します。
フットペダルをどのように使うのかは、利用するゲーム次第ではありますが、フットペダルのアクセルとブレーキがそれぞれハンドル側の左右レバー(パドル)とRT/LTボタンになっているので、実際のところペダルを利用しなくも、ハンドル側のみで操作は完結可能です。
ただ、フットペダルは踏み込む強さに合わせてリニアに操作できるのに対し、パドルは単にON/OFFの判定しかないようです。RT/LTスイッチはペダルと同じく強さの調整が効くので、代替えするならこちらの方が良さそうです。このあたりはゲームによっても変わると思うので、プレイ前に設定で確認してみてください。
スマートフォンで利用する場合、専用アプリの「Serafim Play」をインストールすると、対応したゲームを確認できます。
Androidの場合、Serafim R1を利用する場合にはこの専用アプリを立ち上げた状態で、目的のゲームをプレイする必要があります。
なお、マニュアルは専用アプリ内で確認できるほか、Serafimの公式サイトからPDFのダウンロードも可能です。
試しに、Android版の「Asphalt9 Legends」をプレイしてみました。スマートフォンをハンドルの中央に取り付けることで、傾きをそのまま検知できます。
傾きだけが必要なゲームなら、特にBluetooth接続も必要なさそうです。
せっかくなので、PCにも繋げてみました。こちらもAsphalt9 Legends。特に設定の必要も無く、USBを接続したホイールコントローラーとして認識され、そのまま利用可能でした。もちろん、フットペダルも使えます。
最後にNintendo Switchでも使ってみました。利用したのはマリオカート。Switchとの接続はUSBで行うため、テレビドックが必要になります。なので、Liteでは使えないと思います(試していません)。
なお、利用するにはSwitch本体の設定で、「Proコントローラーの有線通信」をONにしておく必要があります。
やはり、ハンコンがあると自分で運転している感が高まるので、最初に書いたとおり、レースゲーム好きなら持っていて損はないアイテムだと思います。スマホやPCだけで無く、PS4やSwitchなどいろいろと繋げられますし。
ただし、固定が吸盤だけだとプレイ中にずれてしまうことがあり、集中できない場面がありました。とくに、熱中してくると力が入るためか、手前側に倒れてくることがあります。このため、完全版に付いてくるという固定用のクランプはぜひとも欲しいところです。
最後に注意を1つだけ。K-ONE.で予約販売しているのはSerafim R1+なので大丈夫ですが、Serafimには価格の安いR1もあります。こちらは、スマホとPCには対応するものの、SwitchやPS4などには未対応です。購入時には間違えないようにしてください。