以前話題になっていた、撮影後にフォーカス位置を変更できるカメラ Lytroが正式発表され、予約が開始されています。
写真を750枚保存できる16GBモデルが$499、350枚保存の8GBモデルが$399です。発売は2012年の早い時期。対応ソフトはとりあえずMac版がリリースされ、Windows版は遅れてのリリースとなるようです。また、発送は米国内のみ。日本からは転送業者等を使う必要がありますね。
「撮影後にフォーカス位置を変更」というのが想像できない人は、下記のデモで好きな所をクリックしてみてください。クリックした場所にピントが合うのがわかると思います。
公式サイトにはもっと多くのサンプルがあります。
engadgetの説明によると、
原理的には、主レンズとセンサーのあいだに多数のミニレンズ (Plenoptic Lens) を挟むことにより、レンズに入るすべての光線の方向まで記録し、後処理で特定の場所にフォーカスをあわせた写真を取り出す仕組みです。オートフォーカスを待つ必要がないため撮影が速いこと、また多くの方向からの光を捕らえるため暗所撮影に強いこと、3D写真も同時に撮影できる (というより複数視点分を後から取り出せる) といった利点もあります。
ということのようです。
これがあれば、ピントが合うを待つとか、どこに合わせるとか考えずに、気になったものはパシャパシャと撮りまくって、あとからゆっくりフォーカスを変更することができます。ライフログにうってつけのカメラですが、撮影したフォーマットのままでは本体と専用ソフト以外では見れないの思うので、そこだけは注意が必要かも。