今朝の日経新聞で、アマゾンが国内の電子書籍事業に乗り出すということが一面で報じられているとGIGAZINEが記事にしていました。
アメリカのAmazon.comが年内にも日本国内での電子書籍事業に参入するというニュースを、日本経済新聞が一面で報じました。
Amazonは講談社、小学館、集英社、新潮社などの大手出版社と交渉しており、1~2カ月以内に数社との契約を目指しているとのこと。中でも、小学館、集英社などとの交渉は、価格設定といった細かいところでの詰めの段階に入っています。また、中堅出版のPHP研究所からはすでに合意を得て、約1000点の電子書籍が提供される方針で動いています。
最近、あまり信用できない日経の記事なので話半分だとしても、実現すればうれしいニュースです。
ただ、交渉してるのは事実かもしれませんが、現実問題として難しいんじゃないかなぁ。
日本国内では各出版社がそれぞれ電子書籍ストアを立ち上げていたり、端末との結びつきが強かったりして、利用者としてはかなり不便な状態です。ここにAmazonが登場するとそんな不便さは一気に解消される可能性があるのですが、強力すぎて、その他の電子書籍ストアが吹き飛ぶ可能性が高いです。Amazonで購入した電子書籍は基本的にはKindle専用になるのだろうし、他の端末の売れ行き(というほど売れているとは思えないですが)にも影響を与えるのは必至です。
となると、Amazonで電子書籍を販売するにしても、それなりの条件を提示するんじゃないかと思います。電子書籍でも販売価格は紙の本と同等、値下げはしない、新刊は半年遅れ、とか……。
それでも電子化の流れは止まらないだろうし、今後ますます加速していくのでしょうけど、まだ当分は自炊が必要な状況は変わらなそうだなぁ。英語をもっと読めるようになれば9割がた解決するのだけども。