丸いボールのようなものがふわりふわりと宙を舞う――10月20日開幕の「デジタルコンテンツEXPO 2011」(日本科学未来館)で、防衛省が開発した「球形飛行体」のデモ飛行が行われた。
球形飛行体はその名の通り、丸い外骨格の中にプロペラを包み込んだボールのような形の飛行体。垂直離陸ができるだけでなく、その形を生かして転がりながら着陸したり、転がったまま地上を移動できるのが特徴だ。デモ飛行では、開発を担当した同省技術研究本部の佐藤文幸技官の操縦でホバリングや水平飛行、内蔵したカメラによる撮影飛行の様子を実演した。
ねとらぼに載っていた、防衛省の球形飛行体。これはなんだかすごいですよ。写真だと凄さが分からないので、ぜひリンク先の動画を見て欲しいです。
ただ、球形飛行体はこれが初お披露目というわけではなく、昨年末の「防衛技術シンポジウム2010」というので披露されています。そのときの飛行の様子はyoutubeにもアップされていますが、それと比べても完成度が上がっているように思います。もう、未確認飛行物体の正体は、これってことでいいんじゃないかな。
おもちゃとしてもなかなかに魅力的。試作7号機の制作費は11万ということなので、簡略化や量産効果が加われば5万を切るぐらいで市販できるんじゃないかと思います。ぜひとも売りだして欲しいなぁ。