ドン・キホーテ系列で発売された、耳を塞がないイヤーカフタイプの完全ワイヤレスイヤホン「FG-TWS-S19」を購入してみました。
とりあえず、ケースサイズは割と小さめ。蓋が半透明になっていて、中に収納したイヤホンのLEDが見えるようになっています。
そしてやっぱりというか、充電はmicroUSB。反対側にはType-Aのポートがあり、モバイルバッテリーとしても利用出来ます。ただ、出力が5V/1Aなので使い途はあまりないかも。
イヤホン本体は、かっぱえびせんのような形状。下側半分はシリコン素材で、割と自由に動きます。側面に付いているボタンは、短押しで再生・停止、右側ダブルクリックで曲送り、左側ダブルクリックで曲戻し。2秒長押しでGoogleアシスタントの起動も可能です。
もっとambieや、Sonyのデュアルリスニングに近い感じなのかと思ったのですが、そういったわけではなく、開放型(インナーイヤー型)のイヤホンを耳(耳甲介)で固定する代わりにイヤーカフで挟んでいるようなイメージです。
インナーイヤー型よりも装着感は薄めで、「耳に何かを入れている」という感じはありません。このため、装着し音楽を聴きながらでも、普通に会話を行えます。
気になる音漏れについては、静かな環境で常識的な音量で聴いている状態だと、1mくらい離れていても音が出ているのがわかります。ただ、多少騒がしいと全く気にならないので、満員電車などでなければ、控えめな音量で聴いていれば大丈夫かもしれません。
肝心の音質ですが、低音はスカスカ。全体に厚みがなく、シャカシャカとした印象です。音質を気にするようなイヤホンではありませんが、7980円という価格を考えると、もう少し頑張って欲しかった気もします。
とはいえ、自分にしか聞こえない音楽を、BGM的に流すにはちょうど良さそうです。
外部の音を全く邪魔しないので、喫茶店などで作業をしているときに、イヤホンやヘッドホンで音を遮断してしまうと、話しかけられたときに気づけなくて怖い。あるいは、多少ざわざわしている方が集中できるというような場合にもぴったりでしょう。
IPX4の防水性能もあるので、ランニングやウォーキング時にも使えそうです。