iPhone 12で追加された、マグネットで位置決めできるワイヤレス充電のMagSafe。貼りつくかはともかくとして、ワイヤレス充電としてはqi互換なのでAndroidでも利用可能だとの話がでていました。
そして、その充電器がAppleストア受取であればすでに購入可能となっていたので、早速購入してきました。iPhone 12は予約していないけども。
意外とどの端末にも貼りつくMagSafe充電器
とりあえず、iPhone 11 Pro、Pixel 5、Pixel 4、Galaxy S20、Galaxy Z Fold2で充電を行ってみましたが、どれも充電自体は問題なくできました。ただ、いずれの機種でも5Wでしか充電できず、実用性については今一つです。
まずiPhone 11 Pro。裸の状態で貼りつきますが、ガラスの背面が滑るため、そのまま立てると自重で充電器がずれてきます。
滑る様子を動画にしてみました。振ると確実に剥がれます。
続いてPixel 5。これは背面が樹脂コートされているためなのか、割としっかり目に貼りつき、自重で滑ることもありません。
5Wという充電の遅さが気にならないのであれば、そこそこ使えそうです。
ガラスバックのPixel 4は、やっぱり滑ります。そして、これだけ位置合わせがシビアな印象。気のせいかもしれませんが。
Galaxy S20もそこそこしっかり貼りつきます。やはり、背面が滑るかどうかで大きく変わるようです。
最後、Galaxy Z Fold2は滑ります。両側面にマグネットが入っているためか、あるところで止まるのですが、そこでは充電ができずやや残念。
PITAKAのケースは使用可能
これらはケースを付けずにテストしましたが、ケースを挟んでしまうと充電はできるものの、やはり貼りつきはしなくなります。ただ、iPhone 11 Proで利用しているPITAKAのケースだけは例外でした。
このケース、車載マウント用にマグネットで固定できるようケース内に鉄板が入っていおり、MagSafeがうまい具合にこれに貼りつきます。むしろ、裸で使うよりもしっかり固定可能です。
クリップなどには注意したほうがいいかも
ガラスバックの端末などは、貼りつかないと思っていたのですが、どの端末にもくっついたのがちょっと意外でした。
なお、MagSafe充電器側の磁力はさほど強くないのですが、クリップなどはくっつきます。このまま充電を開始すると加熱などの問題も出そうなので、十分に注意したいところです。
いまのところ実用性は微妙だけど今後に期待
最初にも書きましたが、いまのところ5W充電しかできませんし、あえてiPhone 12以外で利用するメリットは感じられません。ただ、iPhoneが対応すると、そのインスパイア品が出回るのはいつものこと。Peak Designのケースのように、MagSafeに対応したAndroid端末用のケースが登場するのも時間の問題でしょう。
OtterBoxのMagSafe対応ケースを分解すると、マグネットが並んだシートが取り出せるようなので、そのうち、Aliexpressあたりでそのシートだけ売られたりするのではと期待しています。
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といっても、NFCへの干渉など気になる部分もあるので、都度確認は必要になりそうです。