この時期、海外通販をしたりしていると「Black Friday(ブラックフライデー)」という言葉をよく目にします(上図は米Amazon)。
「Black」という色のイメージ、言葉のイメージからなんか悪い感じの言葉、たとえば世界同時株安となった暗黒の月曜日(Black Monday)と同じような意味かと思っていたこともあるのですが、実はまったく関係のない言葉です。
小売業が黒字になるからブラックフライデー
アメリカでは11月の第4木曜日が感謝祭の祝日ですが、この翌日の金曜日からクリスマスセールが始まり小売店が黒字になることから、感謝祭翌日の金曜日をBlack Friday(ブラックフライデー)と呼びます。
黒字=ブラックですね。
ちなみに英語では黒字になることを「be in the black」と言ったりします。
これとは別に、金曜日に実施されるセールに集まる人の頭で黒くなるから、という説もあるようです。
ブラックフライデー明けのサイバーマンデー
金曜日のブラックフライデーが終わった月曜日、職場の高速回線からネットショッピングをしたり、感謝祭の連休を過ごした人が家に帰ってからネットで買い物をしたりして、ネットショップの売り上げが増加するため、この月曜日をCyber Monday(サイバーマンデー)と呼びます。
大抵はブラックマンデーとサイバーマンデーを合わせて大型のセールが行われていますね。
日本だとお盆やボーナスセール?
日本ではこれに該当するようなものは、お盆セールとかボーナスセールなるのでしょうかね?
最近では国内でも普通にブラックフライデー、サイバーマンデーという言葉を聞くようになった気もしますが。
日本版サイバーマンデーは12月第2週
なお、日本のAmazonでは12月の第2週にもっとも訪問者が増えるということで、この期間を「日本版サイバーマンデー」として2012年からセールを開催しています。
もともとは米国での商習慣ですが、最近では他国でも普通にブラックフライデーセール、サイバーマンデーセールを実施していたりします。
中国のECサイトでは主に海外通販向けだと思いまが、やはりセールを行っていますね。
ちなみに中国では年間を通じて一番ネット商戦が盛り上がるのは11月11日の「独身の日」だということです。
2009年あたりから始まった習慣で、火付け役はアリババグループだとか。
日本でいうところのバレンタインセールとかホワイトデーセールみたいなものですかね。