BlackSharkは3月23日、新ゲーミングスマートフォンBlackShark 4およびBlackShark 4 Proを中国で発表しました。中国では3月26日に発売となります。
外観はどちらも同じで、ディスプレイは6.67インチAMOLED。解像度は2400×1080です。リフレッシュレートは最大144Hz、マルチでのタッチサンプリングレートは720Hzと非常に高く、タッチ応答速度も8.3msと高速でゲームに最適だとしています。
SoCは、無印BlackShark 4がSnapdragon 870、ProはSnapdragon 888。RAMは無印が6/8/12GB(LPDDR5 5500MHz)、Proが8/12/16GB(LPDDR5 6400MHz)。
ストレージは、無印が128GB/256GB、Proが256GB/512GBなのですが、ProのほうはUFS3.1とSSDでRAID構成になっており、読み取りが55%、書き込みが69%向上しているとのこと。なお、このRAID構成は業界初だとしています。
そして、ゲーミングスマートフォンといえば、冷却には各社とも力を入れているところですが、BlackShark 4では、新世代のサンドイッチ液体冷却システムを搭載。メインボードの両面に液体冷却ユニットを搭載することで、放熱能力が30%向上。CPU温度が18度も低下するとしています。
背面カメラはどちらも3眼ですが、仕様が若干異なっており、無印が48MP + 8MP(広角) + 5MP(マクロ)、Proが64MP + 8MP(広角) + 5MP(マクロ)です。フロントカメラはどちらも20MPなものの、ProはHDR10での動画撮影にも対応します。
そのほか、ゲーミングスマートフォンらしく、ショルダーボタンには当然対応。ショルダーボタンはタッチ式を採用されることが多いですが、BlackSharkは物理(メカニカル)ボタンとなっています。
バッテリー容量はどちらも4500mAhで120Wの超高速充電に対応。ただ充電速度に若干の差があり、Proは15分未満で100%、無印は17分未満で100%となっています。
そのほか、主な仕様は下表のようになっています。
仕様 | BlackShark 4 Pro | BlackShark 4 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.67インチ | 6.67インチ |
解像度 | 2400 x 1080 | 2400 x 1080 |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 870 |
RAM | 8GB/12GB/16GB LPDDR5 6400MHz | 6GB/8GB/12GB LPDDR5 5500MHz |
ストレージ | 256GB/512GB UFS3.1+SSD | 128GB/256GB UFS3.1 |
背面カメラ | 64MP+8MP+2MP | 48MP+8MP+2MP |
正面カメラ | 20MP(HDR10対応) | 20MP |
バッテリー | 4500mAh | 4500mAh |
サイズ | 163.83 x 76.35 x 9.9mm | 163.83 x 76.35 x 9.9mm |
重さ | 220g | 210g |
WiFi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
価格 | 8GB+256GB : 約6万7000円 12GB+256GB : 約7万5000円 16GB+512GB : 約8万8000円 | 6GB+128GB : 約4万2000円 8GB+128GB : 約4万5000円 12GB+128GB : 約5万円 12GB+256GB : 約5万5000円 |
ゲーミングスマートフォンとしては、先日発表されたRedMagic 6よりもやや高価。その分、仕様はこちらのほうが若干上な印象です。
なお、4月にはグローバル発表も予定されており、日本での発売も期待したいところです。
Source: BlackShark(1),(2)