5月18日(日本時間19日2時)から始まったGoogle I/Oにあわせ、Android 12のベータ版がリリースされました。これまで行われていた開発者プレビューとは違い、Pixel以外でも利用可能。ASUS、OnePlus、Oppo、Realme、Sharp、TCL、Transsion、Vivo、Xiaomi、ZTEの端末が対応しています。
Android 12は、Androidの歴史の中で最大のデザイン変更になるとのこと。Material YouというMaterial Designの新バージョンを採用します。
カスタムカラーパレットを採用し、配色をカスタマイズできるほか、壁紙に合わせてシステムが自動で配色を判断し、システム全体に適用するとのこと。また、時計や天気などのウィジェットも、Android 12に合わせた新デザインが採用されています。ただし、これらの変更は、まだベータ版には実装されていないようです。
このほか、トップ画像にもあるように、クイック設定や通知欄などのデザインも一新されました。正直、クイック設定は見づらくなった気もしますが、これは慣れの問題でしょうか……。
ロック画面も変更されており、通知がある場合は従来とあまり変わりませんが、通知などがなくなると時計が大きく表示されます。Pixel 6などのリーク画像でもよく見るデザインです。
このほか、セキュリティ面では、位置情報にも変更が加えられています。従来の許可、アプリの使用中のみ許可に加え、「正確な位置情報を使用」という項目が追加されています。これは、そのアプリにピンポイントな位置情報を使わせるのか、もっと広い範囲のアバウトな情報のみを許可するのかという選択です。どれくらいのアバウトさなのかは定かではありませんが、天気などピンポイントではなく、その地域の情報さえあればいいものもあるので、あまり情報を取られたくない場合には良さそうです。
スケジュールでは、Android 12は8月のベータ4で安定板に到達する予定。おそらく8月末~9月頭には正式リリースとなりそうです。