米Amazonが、連邦通信委員会(FCC)から60GHz帯のレーダーセンサー使用許可を取得しました。
レーダーセンサーといえば、GoogleがPixel 4で搭載したSoliセンサーがあり、第2世代のNest Hubではこれを利用して睡眠トラッキングも可能となっています。許可申請の中で、Amazonも利用用途として非モバイルデバイスでの睡眠トラッキングや運動障害や言語障害を持つ人のためのジェスチャー操作を挙げています。
内容的にEcho Showなどのスマートディスプレイに搭載される可能性が高そうですが、残念ながら既存デバイスはハードウェア的にレーダーを搭載してはいません。このため、利用するには新デバイスの発表を待つ必要があります。
AmazonはHaloバンドのサブスクリプションで体脂肪率を計測できるようにするなど、ヘルスケア分野に力を入れ始めている印象です。
Amazon Haloのカメラを使った体脂肪測定、専門機器並みの精度という研究結果
Amazonのフィットネスバンド「Amazon Halo」で利用できる、スマートフォンのカメラを用いた体脂肪率の測定は、二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)の結果に近いという調査結果がAmazonやマサチューセッツ総合病院、ルイジアナ州立...
睡眠データはヘルスケアを考える上では重要な指標となるので、当然これを取得したいのでしょう。なら、Haloバンドだけでいい気もしますが、身に着ける必要なく計測できるのがレーダー式のメリットです。
誰でも利用できるようになるのか、Haloのように契約者のみの追加機能として提供されるのかはわかりませんが、いずれ、ヘルスケアパックのようなサブスクリプションも考えられているのかもしれません。