中国Zbankから、ゲーミングスマートフォンBlackSharkブランドのスマートフォン用クーラーを提供いただきました。クリップで挟み込む形のスマホクーラーは多いですが、これはマグネット式。装着時に側面の電源ボタンやボリュームを押してしまうことがないのがメリットです。
AliExpressで45.52ドル。日本ではAmazonでの取り扱いがありませんでしたが、ビーラボの公式ストア(Glimpse )や楽天で販売中です。
ものとしてはシンプルで、見た目はただのファンのみ。サイズは直径62mmで厚みが22mmほど。
背面中央部がペルチェ部分。その周囲がマグネットになっています。通電するとペルチェ素子で接触面の熱を奪い、ファンで奪った熱を放熱する仕組みです。
MagSafeと互換があるようで、iPhone 12シリーズならそのまま利用可能。
他のスマートフォンでも使えるよう、両面テープで貼りつける鉄板もセットになっています。
ちなみに、Pixel 5はかろうじでそのまま貼り付きます。あまり強度はないので、激しく動くと外れてしまいますが。
やはり、iPhoen 12シリーズ以外では、付属の鉄板を利用して貼り付けるのが無難です。ただし、これを貼るとワイヤレス充電は使えなくなります。また、FeliCaのアンテナ位置によってはおサイフケータイも使えなくなるので注意が必要です。
スイッチなどはなく、USB-Cポートが1つあるのみで、電源を接続するとファンが回り始めます。つまり、利用中は常にケーブル接続が必要です。
ということで、実際に効果があるのかどうか試してみました。効果の測定方法はいくつかあると思いますが、とりあえずAnTuTuベンチマークを実行し、クーラーを使った場合と使わない場合の温度変化を確認してみました。
結果、使わない場合は3.3℃上昇。使った場合は、3.8℃減少となりました。温度上昇が緩やかにはなるだろうと思っていましたが、下がったのは少々驚きです。ベンチマークのスコア自体もクーラーを使ったほうが伸びています。
これなら、ゲームだけではなく発熱の大きな4K動画撮影でも安定して撮れるようになるのでは、と思ったのですが、ファンの音が入ってしまいダメでした。おとなしくゲーム時だけにしたほうが無難なようです。
利用中、ずっとケーブル接続が必要というのが難点ですが、ゲーム中に発熱して困っているというなら、利用する価値はありそうです。もちろん、マグネット式なので、Nitendo Switchなどでも利用できます。