キャンプなどで使うアウトドアコンロで火力発電をしてしまおうという製品が登場します。それがBioLiteです。
どうやら発電するというのが主目的で開発されたわけではないようです。薪を燃やした場合に発生する煙や有毒なガス(おそらくは一酸化炭素とか)はファンを使って風を送り込むことで改善できるらしいのですが、ファンを動かすには電力が必要となります。しかし、薪を燃やすような場所には大抵電力が供給されていません。そこで、薪を燃やした際に生じるエネルギーを発電モジュールで電力に変換し、ファンを起動。余ったエネルギーをUSB充電可能なデバイスの充電に使ってしまおうというもの。もともとは、途上国など薪で調理を行う地域の環境改善(燃焼による煙やガスの発生、効率化による森林資源の保護など)を目的に開発(HomeStove)されたようで、アウトドアコンロ(CampStove)はその派生製品のようです。BioLiteのサイトでは、昨年行われたHomeStoveのフィールドテストの様子を見ることができます。
CampStoveは今年のキャンプシーズンに出荷開始とのことなので、多分夏前には登場するのでしょう。価格は$129(約10,000円)。キャンプだけでなく、災害時にも使える有用なアイテムだと思います。
(via Designworks)
(source BioLite)