最近のハイエンド(に限らずですが)スマートフォンはやたらと急速充電推しですが、Pixel 6/Pixel 6 Proに関しては、別売りのPD 30Wアダプターを利用した場合に30分で50%の充電ができるという程度の比較的緩やかなもの。ただし、実際には30Wでは充電できず、良くても22Wだったという検証報告をAndroid Authorityが行っています。
この検証、純正の30Wアダプタだけでなく、他メーカーのも含めて様々なアダプタで行われており、その結果、最大でも22W、平均して13Wだったとのことです。
もっとも、Google自体は「別売りのPD 30Wアダプターを利用した場合に30分で50%の充電ができる」としているだけで、30W対応だとは一言も触れていません。また、「実際の速度は遅くなる可能性があります」との注意書きも行っており、ひどい優良誤認があったわけでもない気がします。
ちなみに、手元の100Wアダプタで充電してみたところ、8.61V 2.35A(20.2W)で充電していました。
なお、Pixelには(Androidには?)、夜間にゆっくりと充電を行いバッテリーをいたわるアダプティブ充電という機能も備わっています。最近のスマートフォンにしては充電が遅いというのは確かですが、急速充電はバッテリー寿命を早める原因でもあるので、充電速度が遅いのはそうしたことを考慮した結果なのかもしれません。
Source : Android Authority