OPPOは12月3日、新型スマートウォッチ「OPPO Watch Free」を12月10日に発売すると発表しました。価格は9980円。予約期間中は最大で20%オフとなるキャンペーンも実施しています。
画面が大きなアクティビティトラッカー
OPPO Watch Freeは1.64インチの有機ELディスプレイを搭載したスマートウォッチ。スマートウォッチとはいえ、機能的には画面が大きなアクティビティトラッカーといったものです。
5気圧防水で、水泳を含めた100種類以上のスポーツの記録に対応。あまり種目が多いと選ぶのも大変で嫌になってくるのがアクティビティトラッカーあるあるですが、よく利用されるランニング、ウォーキング、ローイングマシン、エリプティカルについては自動計測に対応します。ローイングマシンとエリプティカルは、国内ではあまりメジャーとは言えない気がしますが、海外ではポピュラーな種目のようです。
睡眠中の血中酸素レベルをリアルタイムに計測
また、OPPO Watch Freeは運動だけでなく、最近の流行りでもあるヘルスケアそのものに力を入れています。心拍はもちろんのこと、血中酸素レベルの測定にも対応。この血中酸素レベル測定は、睡眠中には秒単位でリアルタイムな計測を行います。これは、業界初の機能だとしています。
その睡眠計測については、就寝時間のリマインダーや、夜遅くまで起きていると就寝を促す機能も備えています。
いびきの計測にはスマートフォンが必要
また、いびきの計測にも対応しており、睡眠中の心拍数や血中酸素レベルと合わせて、呼吸障害(無呼吸?)のリスクを評価してくれます。ただし、OPPO Watch Free単体でいびきを検知できるわけではなく、寝る際にアプリ上でいびき検知をONにしたスマートフォンを枕元に置いておく必要があります。
バッテリー持ちは最長14日、実用的には7日ほど
バッテリー持ちは最大14日間。5分間で、1日使用できるだけの急速充電にも対応しています。なのですが、実際に使ってみたところ、心拍数のリアルタイム計測と睡眠中の血中酸素レベルのリアルタイム計測をONに、毎日30分ほどの運動をしたところ、約7日間でバッテリー切れとなりました。
そのほか、天気やアラーム、ストップウォッチなど、必要そうな機能は一通りそろっています。
もちろん、スマートフォンからの着信通知やメールなども表示可能。ただ残念ながら、メールは件名のみで本文までは確認できません。スマートフォンの通知欄に表示されるものがそのまま表示されるイメージです。
服装に合わせてAIがウォッチフェイスを自動生成
そして、少し面白いと思ったのが、ウォッチフェイスの提案機能。OPPO Watch Freeには40種類以上のウォッチフェイスが利用できますが、それとは別にAIアウトフィットという機能があります。
今着ている服装を撮影し、その一部分を指定すると、それに合わせた文字盤を生成してくれるというもの。服装というより、指定したエリアに含まれる色から判断しているようです。
私の場合は、着るものはほぼ同じなので一度設定してしまえば気になりませんが、服装に合わせてウォッチフェイスを変えているという人には便利な機能でしょう。
ちなみに、自分の服装だけではなく、撮影した写真から自由に生成できるので、「この風景からはどんなウォッチフェイスになるだろうか」といった楽しみ方も可能です。
時計として、画面の常時表示は欲しかった
軽量で身に着けていても気にならず、必要な機能も一通り押さえています。同様の機能をもつアクティビティトラッカーは画面が小さいものが多いので、少しでも画面が大きなものを望むのなら、お勧めの機種だと思います。
ただ1点だけ残念だったのが、画面の常時表示ができないこと。手首を傾けて、あるいは画面のダブルタップで表示をONにすることはできますが、なぜか常時表示ができません。自動OFFも最長で10秒までしか設定できず、もっと画面を見せてほしいという気持ちになります。バッテリー持ちを優先したのだとは思いますが、そこはユーザーにも選択肢を与えてほしかった。
この辺りはファームウェアで解消できると思うので、今後に対応に期待したいところです。