5GのBlackBerry端末を出すとしていたOnwardMobilityが、サイト上で会社の閉鎖を発表しました。BlackBerryはもちろんのこと、QWERTYキーボード端末も幻のまま終了してしました。
2020年に契約が終了したTCLに変わり、米スタートアップのOnwardMobilityが契約を発表。2021年中に欧州で5G対応のBlackBerryをリリースするとしていました。
しかし、端末が出ることはなく、とくに新しい情報もないまま2021年は終了。2022年1月初めに「死んでいない」と発表したものの、直後にBlackBerryのモバイル関連特許売却が発覚。OnwardMobility自体、すでにBlackBerryのライセンスを消失していると伝えられていました。
それでも、5G対応のQWERTY端末を出すのではという期待もあったのですが、結局、それもかなわず、会社の閉鎖となったようです。
OnwardMobilityを立ち上げて以来、皆様から多大なご支援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。しかしながら、非常に残念なことに、OnwardMobilityは閉鎖され、物理的なキーボードを備えた超安全なスマートフォンの開発を進めることができなくなりましたことをお知らせいたします。
この決定は、私たちが軽々しく、また急いで下したものではないことをご理解ください。私たちは、このニュースに対するお客様の失望を共有し、これは私たちが取り組み、望んでいた結果ではないと断言します。
私たちは、このプロジェクトに精力的に取り組んだ経験豊かなプロフェッショナルチームと、この旅を支えてくださったファンの皆様やパートナーの皆様に、心から感謝しています。皆さんと一緒に仕事ができたこと、そして皆さんのコメントやフィードバックを聞くことができたことを嬉しく思います。
やはり、世の中的にはQWERTYなどのデバイスはニッチ過ぎて採算が合わなくなっているのでしょう。どこか余裕がある企業が戯れに作ってくれるのを期待するしかないのかもしれません。
Source: OnwardMobility via Android Police