Kickstarterで出資していた、極小サイズのゲーム機「Thumby」が届きました。キーホルダーサイズのゲーム機ですが、十字キーとABボタンを備えており、ちゃんとプレイできます。しかもゲームは5本入り。
サイズ感がいまいちわかりにくいですが、1円玉と並べると、その大きさがわかるでしょうか。寸法的には29.5 x 18 x 8.5mm。ディスプレイとして、72×40のモノクロOLEDを搭載。小さいわりに意外と高解像度です。
上部に電源スイッチを備えています。
40mAhのバッテリーを内蔵しており、1回の充電で最大2時間プレイ可能。充電は底面のmicroUSBで行います。USB-Cも検討したとのことですが、サイズが大きくなってしまうためにmicroUSBにしたのだとか。
電源ONで即メニューがあ立ち上がり、ゲームを選択できます。また、オーディオの有無(ピエゾスピーカー搭載)やバックライトの調整も可能。
肝心のゲームは以下の5つ。
- TinyBlocks – テトリスもどき
- Space Debris –アステロイドに似たシューティング
- Annelid – スネークゲーム
- Thumgeon– ローグライクなダンジョンアドベンチャー
- Saur Run – Chromeの恐竜ゲームもどき
この中で、Annelidは操作性がかなり厳しかったです。そして、Thumgeonはルールがイマイチわからず……。残りはシンプルな操作性なので、慣れれば何とかといったところ。
下記は、TinyBlocksをプレイしてみたところ。撮影のために置いてプレイしていますが、手に持った方がやりやすいです。
これだけだと、よくできたレトロゲーム機で終わってしまいますが、これで終わらないのがThumby。なんと、自作ゲームの追加に対応しています。開発プラットフォームのWide IDEも用意されており、ブラウザ上から開発可能。ブロック崩しを作るチュートリアルも公開されています。
もちろん、自作するにはプログラミングの知識が必須なのですが、Wide IDE上では、他の人が作ったゲームがすでに公開されており、ダウンロードして遊ぶことも可能です。
ちなみに、ケーブルで2台のThumbyを接続し、マルチプレイを行うことも可能とのこと。小さい割に意外と高機能な端末です。
そんなThumby、現在はIndiegogo経由で購入が可能。1つ19ドルからとなっています。