サイコロと言えばイカサマには欠かせない重要なアイテム。サイコロを口に咥えてカリッと噛むと中には重心を偏らせるために仕込んだ鉛が……なんてシーンは誰でも1度くらいは見たことがあるはずです。現実にやってる人は知らないけど。
そんなサイコロを使ったイカサマはこれからはできなくるかもしれません。ポーランドのスタートアップ企業GICが世界初となるBluetooth接続のダイス──要するにサイコロ──DICE+を発表しました。
大きさは26mm角で重さ25gとサイコロにしてやや大ぶり。各面の数字はバックライトで光ります。20時間もつバッテリ内蔵で充電はmicroUSBにより20分で完了します。内部に電子機器が仕込んであると、それだけで重心が偏って各面がでる確率が変わってしまいそうですが、特別な素材により内部重量を均等にし、中のバッテリも転がす度に動いたるすることがないよう、確実に固定されているそうです。
気になる機能ですが、最小回転角、回転時間、接地面の勾配などを高度なアルゴリズムにより検出し、停止したあとに出目を変更するようなイカサマを防ぐ”アンチ・チートシステム”を搭載しています。出目はBluetooehにより接続したデバイスに送信することが可能。「そこまでするならサイコロを振る必要なくね?」という気がしなくもないのですがサイコロを振るという行為自体も重要なゲームの要素だとすれば必要性はあるのかもしれません。
価格は$30~$40程度で、夏に発売予定とのことです。
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